例文・使い方一覧でみる「香華」の意味

...こゝで山に向って香華をささげた... こゝで山に向って香華をささげたの読み方
石川欣一「山を思う」

...とき／″＼畜生塚を訪ねて香華（こうげ）を供え... とき／″＼畜生塚を訪ねて香華を供えの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...二人に香華料（こうげりょう）を持たせたのです... 二人に香華料を持たせたのですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...形ばかりの香華（かうげ）を供（そな）へて... 形ばかりの香華を供へての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...香華（かうげ）だけは供へましたが... 香華だけは供へましたがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...七日七日の香華（こうげ）を手向（たむ）けさせた... 七日七日の香華を手向けさせたの読み方
広津柳浪「今戸心中」

...香華を沽（う）る店とて見当らなかつたので墓畔水いろの小さな花を咲かせてゐた勿忘草の一と束をり取つて手向け戦後いのち全く再び郷土に帰住した報告をして... 香華を沽る店とて見当らなかつたので墓畔水いろの小さな花を咲かせてゐた勿忘草の一と束をり取つて手向け戦後いのち全く再び郷土に帰住した報告をしての読み方
正岡容「下谷練塀小路」

...後には香華を手向ける人も多くなつたさうで... 後には香華を手向ける人も多くなつたさうでの読み方
松本幸四郎「大森彦七と名和長年」

...大日如来が香華燈塗の四菩薩を出して四仏を供養するは上に述べた...
南方熊楠「十二支考」

...」爺が苔を掃つて香華（かうげ）を供へるを待つて... 」爺が苔を掃つて香華を供へるを待つての読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...香華（こうげ）を手向（たむ）けて置いて感応寺を出た... 香華を手向けて置いて感応寺を出たの読み方
森鴎外「渋江抽斎」

...壽阿彌の墓は香華（かうげ）未だ絶えざるに厄に罹（かゝ）つて... 壽阿彌の墓は香華未だ絶えざるに厄に罹つての読み方
森鴎外「壽阿彌の手紙」

...道に香華（こうげ）をそなえて... 道に香華をそなえての読み方
吉川英治「三国志」

...執権高時から贈られた源家重代の白旗は壇の香華のように香煙のわきに垂れさがっていたのである...
吉川英治「私本太平記」

...香華（こうげ）をあげて拝（おが）んでいるところを見つけられたひとりの百姓（ひゃくしょう）が... 香華をあげて拝んでいるところを見つけられたひとりの百姓がの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...香華（こうげ）などをかざりたてたり... 香華などをかざりたてたりの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...百ヵ日の香華（こうげ）が煙っていた... 百ヵ日の香華が煙っていたの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...香華（こうげ）の瓶（びん）もない... 香華の瓶もないの読み方
吉川英治「親鸞」

「香華」の読みかた