...上の句の頭字を五十音順に列べた其配列法(ならべかた)が...
石川啄木 「鳥影」
...社の方で差支へがあれば頭字にでも直すようにしませう...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...御子(みこ)の頭字(かしらじ)象(かたど)りもし...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...幸吉の頭字(かしらじ)に一致するし...
江戸川乱歩 「鬼」
...ケース二三枚の古活字は木彫頭字の圖案化や手描きの彩色などしてゐる餘裕はない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...二人の頭字を組み合わして彫りつけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ひそかな捧呈(ほうてい)文や頭字や日付などを書いておいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...木川の頭字を取ったのである...
豊島与志雄 「未来の天才」
...頭字(かしらじ)入のメタルに見入つてゐる際中(さなか)...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...名前と父称の頭字だけを書いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...El は町名の頭字で...
松本泰 「日蔭の街」
...痩(や)せこけた爺さんの屋号と名前の頭字とに過ぎないのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...その頭字を取って附けた新村名だという...
柳田國男 「地名の研究」
...いくら仕入れましても無くなりますので……Mという頭字(かしらじ)の付くお名前の方が余計においでになるからでも御座いましょうか...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...Aの字の歌(少年雑誌のために)Ai(アイ)(愛(あい))の頭字(かしらじ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...氏の持馬はみな“トキ”といふ頭字を冠して名づけた...
吉川英治 「折々の記」
...頭字に於の字をかぶせて呼ぶことが...
吉川英治 「新書太閤記」
...頭字(かしらじ)が一つ違っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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