...社の方で差支へがあれば頭字にでも直すようにしませう...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...その中からR・Kの頭字の人物を探せばいいのですから...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...頭字(かしらじ)が同(おな)じかいな?ロミオ いかにも...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...手すさびに自分の頭字を浮彫りにしたが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...イエナ橋からNの字(訳者注 ナポレオンの頭字)を消したヴォーブラン氏を吾人は嘲笑(ちょうしょう)する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼らの頭字はOとP...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...名前と父称の頭字だけを書いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「フランシス某夫人」――この第一頭字のFを取って...
牧逸馬 「土から手が」
...ELを頭字にしたエリザベス街はそこからグレー街へゆく途中であった...
松本泰 「日蔭の街」
...みんなはこれらの名前の頭字だけを組み合わせて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...劣等の八坂神社に合祀して三社の頭字(かしらじ)を集めて八立稲(やたていね)神社と称せしめたるも...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...それにH・M・Dと頭字だけに表現しているところも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その頭字を取って附けた新村名だという...
柳田國男 「地名の研究」
...その三国の英語の頭字を取ってJ・I・C団と名付け...
夢野久作 「暗黒公使」
...いくら仕入れましても無くなりますので……Mという頭字(かしらじ)の付くお名前の方が余計においでになるからでも御座いましょうか...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...最後の十番を表す行の頭字でしょう...
横光利一 「旅愁」
...名の頭字(かしらじ)に「お」をつけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...頭字(かしらじ)が一つ違っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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