...御子(みこ)の頭字(かしらじ)象(かたど)りもし...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...頭字が一致するばかりでなく...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...職工の姓名の頭字(かしらじ)で(いろは)順に仕訳(しわけ)をする必要があるのです...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...蓋には「B.」という頭字(かしらじ)が烙鉄(やきがね)で烙印してあった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...頭字入りのソフト帽が現場に残っていたのと...
豊島与志雄 「黒点」
...二人の頭字を組み合わして彫りつけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ナポレオンの頭字Nはすべてのものから消されていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...イエナ橋からNの字(訳者注 ナポレオンの頭字)を消したヴォーブラン氏を吾人は嘲笑(ちょうしょう)する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼らの頭字はOとP...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ELを頭字にしたエリザベス街はそこからグレー街へゆく途中であった...
松本泰 「日蔭の街」
...アイとその名の頭字を現わし兼ねて嗟息(といき)吐く声を表わした(スミス同前)...
南方熊楠 「十二支考」
...それにH・M・Dと頭字だけに表現しているところも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...痩(や)せこけた爺さんの屋号と名前の頭字とに過ぎないのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...氏の持馬はみな“トキ”といふ頭字を冠して名づけた...
吉川英治 「折々の記」
...頭字に於の字をかぶせて呼ぶことが...
吉川英治 「新書太閤記」
...名の頭字(かしらじ)に「お」をつけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...そういう頭字(かしらじ)のつく人がおりましょうかね」「源? ……じゃア源次のことかもしれない」「じかにお渡しいたしたいと思いますが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...頭字(かしらじ)が一つ違っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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