...今晩はきっと美人がいるぜ」「杖頭がないのに...
田中貢太郎 「女の姿」
...足がないし、頭がないし、よく見ると、泥まみれの李の外套だった...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...そうでなければ読んでいながら理解するだけの頭がないのか...
中里介山 「山道」
...悲しいかな子供にはそれほど一部始終を呑(の)み込(こ)む頭がない...
夏目漱石 「中味と形式」
...それじゃ何処が悪いかと言えば、頭がない...
夏目漱石 「模倣と独立」
...頭がないといつたが無智なのではない...
長谷川時雨 「下町娘」
...ほんとうに説教が始まるのだろうか? きっと寺男は思ったほど頭がないわけではなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...また彼は私にさういふ類のものを味ふ頭がないことを知つてゐるので一切求めないのです...
牧野信一 「蔭ひなた」
...つまり検閲官に頭がないからだと云う人があります...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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