...どこに」「先頭から三番目の宇宙艇です...
海野十三 「火星兵団」
...そいつは、まっ黒なきれを、頭からかぶって、手もそのきれに包んで、巻き物の箱を、盗(ぬす)み去ろうとしたのです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...」少年はアンダアシャツを頭からかぶって着おわり...
太宰治 「乞食学生」
...新吉に頭から誹謗(けな)されると...
徳田秋声 「新世帯」
...夜着を頭から被った...
豊島与志雄 「理想の女」
...頭から湯気を立てて怒るに相違ない」「わかりませんね...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭から合羽(かっぱ)をかぶり...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで頭から、自分は絵師の田山白雲ということを名乗って、そうしてなお聴き容れられざる潮合いを見て、この写生帖を提出すれば、万事はたちどころに解決するのを例とする...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛布を頭からすっぽりかぶったままの兵部の娘を...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭から肩に着せてください...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...頭からすつぽりとかひまきを被つたまゝ凝(ぢつ)と小便を怺へてゐた...
牧野信一 「スプリングコート」
...やをら頭からすつぽりと毛布を引き被つたかと見ると...
牧野信一 「緑の軍港」
...又罪人を裸で立たせ四つの壁で圍ひ頭から漆喰ひを流しかけ堅まる儘に息も泣くこともできず惱死せしむと...
南方熊楠 「人柱の話」
...兄イ連(れん)が舷側(ふなばた)に引(ひき)ずり出して頭から潮水(しおみず)のホースを引っかけて...
夢野久作 「難船小僧」
...滝のごとき雨が竹童の頭からザッザとあたり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...頭からどなりつけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...頭から嘘にしてしまうのであった...
吉川英治 「源頼朝」
...氷のごときその光は一瞬も菊地君の頭から離れぬ...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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