...こちらの魚(うお)も食うて見るが好(よ)い...
芥川龍之介 「俊寛」
...*由分社宛・明治三十九年五月どうせ食うなら重罪の方が面白い...
大杉栄 「獄中消息」
...食うんだろう?」「そうね...
太宰治 「グッド・バイ」
...四五年は遊んで食うだけのお金の用意と...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...さっき言った善でも悪でもないこと――飯を食う...
永井隆 「この子を残して」
...食う事の為に生きて...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...正式に横になっても剣突(けんつく)を食う恐れはあるまいと思って...
夏目漱石 「坑夫」
...ともかくも饂飩を食うんだろう...
夏目漱石 「二百十日」
...自分の活動は食うか食わぬかの活動である...
夏目漱石 「野分」
...御承知の通りぴちゃぴちゃと音をさせて食う...
夏目漱石 「正岡子規」
...動物の自由と真の自由自由にしても自ら階級があってルソーのいうような動物の自由はいわば食うだけの自由で...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...それを僕らが飯でも食うように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ただ病牀で食うて見たくだものの味のよしあしをいうのである...
正岡子規 「くだもの」
...お話では村でも食うに困るとのことだが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...その良き事のために強く執拗に永続的に挺身しようと言う意志をも含めた忠誠――と「食うこと」は...
三好十郎 「俳優への手紙」
...たちまちにそこに群がり集る野獣の食うに委せられるのが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それで満足に食うこともできやせん...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...主(しゅう)を離れたら食うすべのない若侍が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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