...あれを見ろ」「えっ、な、なんだ?」急に、勘蔵にそういわれて、勘蔵の見ている方を、何気なく、振り仰ぐと、いま出て来た楽翁の隣の二階に、頬づえついて、窓から往来を見ている男がある...
吉川英治 「大岡越前」
...ぼんやり頬づえをついた儘...
吉川英治 「魚紋」
...片肱(かたひじ)のせた欄干に頬づえついて...
吉川英治 「剣難女難」
...乾魚俵(ほしかだわら)に肱をついて、頬づえのまま、こんこんとしておいでになる...
吉川英治 「私本太平記」
...机に頬づえをつき...
吉川英治 「新書太閤記」
...そればかりか卓にトンと頬づえ突いて顔を乗せると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...頬づえついて読み耽(ふけ)っているのだった...
吉川英治 「源頼朝」
...頬づえをして寝そべっていたでしょう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...窓の小机に頬づえをついたまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
...花お好き」「花」窓に頬づえをついて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「かわいそうに……」彼は、反(そ)りの橋の欄干に、頬づえをのせて、つぶやいた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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