...池田氏のはそんな事には頓着なく...
薄田泣菫 「茶話」
...秋山氏は口のなかの蠅などは頓着なく...
薄田泣菫 「茶話」
...「かな」という字は一向それらに頓着なく...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...そんなことに頓着なく...
豊島与志雄 「小説中の女」
...叔母さんは一切頓着なく...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...ぽんぽん言っているのに頓着なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...周囲の雲行きに頓着なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなことにも頓着なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...「たらし餅を一つおあがんなさいまし」そんなことに頓着なく与八は...
中里介山 「大菩薩峠」
...足をバタバタしているのに頓着なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...先生は然うしたことには一向頓着なく...
中島徳藏 「巽軒先生喜壽の祝辭」
...下向であろうとも聊(いささ)か頓着なく十把一(じっぱひ)とからげに握(にぎ)っては...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...五人の聴き手の興味に頓着なく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...金五郎の気持などには頓着なく...
火野葦平 「花と龍」
...一向そんなことには頓着なく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...虫は、凝ツと翅を休めると、どんなに、私の腹が大きく脹れたり凹(へこ)んだりしても、一向に頓着なく、何か憂鬱なことでも想ひながら遊動円木にでも乗つてゐるかのやうに図々しく、落ついてゐます...
牧野信一 「晩春の健康」
...私の問ひなどには頓着なく斯んな愚にもつかぬことを云つて...
牧野信一 「妄想患者」
...其には頓着なく楷梯を上りきると...
三島霜川 「平民の娘」
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