...妹たちの怒には頓着なく...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...帆村の愕きに頓着なく...
海野十三 「蠅男」
...しかしそんな気持などにはまるで頓着なく夫人はノートを久子さんに返しながら云うのだった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...年齢頃(としごろ)には頓着なく...
薄田泣菫 「茶話」
...そんな事には頓着なく襁褓(おしめ)や愛国婦人会の話を持出すのと比べて大変な相違である...
薄田泣菫 「茶話」
...吃驚(びつくり)する娘には頓着なく...
薄田泣菫 「茶話」
...そんなことには頓着なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...床屋が当惑しているに頓着なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...五人の聴き手の興味に頓着なく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...おどろいたな」あたしの癇に頓着なく...
久生十蘭 「だいこん」
...金五郎の気持などには頓着なく...
火野葦平 「花と龍」
...父母の愚かな争ひなどには頓着なくHは...
牧野信一 「秋・二日の話」
...頓着なく徐ろに煙草の煙りを吹しながら悠々と歩いてゐた...
牧野信一 「妄想患者」
...光子は此方などには頓着なく(それも仕方がないとは思つたが...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...父の所思(おもはく)に頓着なくドシ/\繪畫の研究に取懸(とりかゝ)つた...
三島霜川 「平民の娘」
...患者達は泌尿科でないかぎりそんなことに頓着なく...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...老人はそれらの視線には一向頓着なく...
横光利一 「旅愁」
...そんなことにはすこしも頓着なく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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