...頓珍漢な行動をするなよ...
...彼は頓珍漢な提案をしている...
...頓珍漢な言葉遣いに注意してほしい...
...あの人は頓珍漢な趣味だ...
...今回の決定は頓珍漢としか思えない...
...頓珍漢(とんちんかん)な理窟とか...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...頓珍漢の事のみ出来して実に困却せり」正造は眉間に皺よせて筆先を硯にすりつけていたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どんな頓珍漢(とんちんかん)だって知ってるはずだ」初さんはたしかに坑(あな)の中は陸のように地面のない所だと云った...
夏目漱石 「坑夫」
...わたしも本望(ほんもう)だが――随分頓珍漢(とんちんかん)な事がありますよ...
夏目漱石 「野分」
...頓珍漢(とんちんかん)な一種の約束を作りました...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...「……そんな頓珍漢(とんちんかん)な...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...この頓珍漢(とんちんかん)なる出来事のために我輩はいよいよ変テコな心持になる...
夏目漱石 「倫敦消息」
...その内調べて見ましょう」これで懸合をやった日には頓珍漢(とんちんかん)なものが出来るだろうと吾輩は主人の顔をちょっと見上げた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これで考えても彼等の礼服なるものは一種の頓珍漢的(とんちんかんてき)作用(さよう)によって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...世の中にはこんな頓珍漢(とんちんかん)な事はままある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...普賢菩薩(ふげんぼさつ)に化けた――」「お前の話は少し頓珍漢(とんちんかん)だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見る事聞くこととかく頓珍漢(とんちんかん)なことばかり...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...両人(ふたり)とも照れくさくなるような頓珍漢なことを言いだしたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...酷い頓珍漢になつてしまひさうな怖ればかりを抱いた...
牧野信一 「毒気」
...ヘッヘッヘ」老人は頓珍漢な挨拶をして愛想笑いをした...
松本泰 「日蔭の街」
...」おりかは何を頓珍漢な事をいふんだと云つた風な返事をした...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...きっと頓珍漢(とんちんかん)な受返事をする相手の役があって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...」云うことがどうも頓珍漢になりそうなほど突然の気楽さのためか...
横光利一 「旅愁」
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