...いつ頓死(とんし)するか知れたものではないし...
海野十三 「超人間X号」
...「時」は頓死(まぐ)れて死にぬとも...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...海へ這入つたとたんに鹹水にむせて頓死するだらう...
太宰治 「お伽草紙」
...家へ帰って五日目に心臓痲痺(まひ)を起して頓死(とんし)したとやら...
太宰治 「新釈諸国噺」
...□頓死――ころり徃生...
種田山頭火 「其中日記」
...その晩に頓死した...
中里介山 「大菩薩峠」
...妻から頓死(とんし)したと思われたいのです...
夏目漱石 「こころ」
...「頓死ではないかな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...卒中か心(しん)の病の頓死といっても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...× × ×お才は擧げられましたが、お調べ中頓死...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頓死(とんし)ぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多分卒中(そつちう)か何んかで頓死したのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんまり喜んで頓死した――といふことで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ポカポカ頓死するやうな陽氣では無かつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お作様に頓死しろとは蔭(かげ)ながらの嘘(うそ)にしろあんまりでござります...
樋口一葉 「ゆく雲」
...駆落(かけお)ちかまたは頓死のその跡にて帳面を改むれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...去(さんぬ)る十七日万笈堂主人頓死...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私の父親が頓死(とんし)をしたために...
夢野久作 「怪夢」
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