例文・使い方一覧でみる「霖」の意味

...降りつづく陰欝な霖雨（りんう）にうたれて... 降りつづく陰欝な霖雨にうたれての読み方
モオパッサン秋田滋訳「寡婦」

...本来ならば「丸木花作（まるきはなさく）事（こと）本名（ほんみょう）張学霖（ちょうがくりん）は……」といった風に書くのが本当なのであるが... 本来ならば「丸木花作事本名張学霖は……」といった風に書くのが本当なのであるがの読み方
海野十三「間諜座事件」

...外面の暗い秋霖の長髮をなでてゐたといふのがあるが... 外面の暗い秋霖の長髮をなでてゐたといふのがあるがの読み方
小穴隆一「二つの繪」

...「それには満州のあの張作霖（ちょうさくりん）事件のようなのが支那でもおきにゃいかん……」「おこさにゃいかん……？」「君もそう思っとるか」張作霖の乗っていた特別軍用列車が奉天城外の瀋陽（しんよう）の手前で爆破された事件は昭和三年のことである... 「それには満州のあの張作霖事件のようなのが支那でもおきにゃいかん……」「おこさにゃいかん……？」「君もそう思っとるか」張作霖の乗っていた特別軍用列車が奉天城外の瀋陽の手前で爆破された事件は昭和三年のことであるの読み方
高見順「いやな感じ」

...未（いま）だに憤激を忘れてない」「矢萩さんは張作霖事件のときに……」俺は慷堂に言った... 未だに憤激を忘れてない」「矢萩さんは張作霖事件のときに……」俺は慷堂に言ったの読み方
高見順「いやな感じ」

...... の読み方
峠三吉「原爆詩集」

...黄色（きいろ）に熟（じゆく）する梅（うめ）の小枝（こえだ）を苦（くるし）めて居（ゐ）る蟲（あぶらむし）も滅亡（めつばう）して畢（しま）ふ程（ほど）の霖雨（りんう）が惘（あき）れもしないで降（ふ）り續（つゞ）く... 黄色に熟する梅の小枝を苦めて居る蟲も滅亡して畢ふ程の霖雨が惘れもしないで降り續くの読み方
長塚節「土」

...連日の霖雨で水嵩がまして... 連日の霖雨で水嵩がましての読み方
長谷川時雨「日本橋あたり」

...当の張作霖は、まだ北支でウロウロして、逃げ支度をしている... 当の張作霖は、まだ北支でウロウロして、逃げ支度をしているの読み方
河本大作「私が張作霖を殺した」

...終日霖雨が降り、侘しい一日であつた... 終日霖雨が降り、侘しい一日であつたの読み方
北條民雄「重病室日誌」

...（八月十二日）九十三（大做小做のツヅキ）（土）この頃の霖雨（りんう）で処々に崖が崩れて死傷を出した処もあるさうだ... 九十三この頃の霖雨で処々に崖が崩れて死傷を出した処もあるさうだの読み方
正岡子規「病牀六尺」

...六月の霖雨（りんう）の最中に来て借りた鍛冶町（かじまち）の家で... 六月の霖雨の最中に来て借りた鍛冶町の家での読み方
森鴎外「二人の友」

...千葉県には霖雨（りんう）をケシネツツキという言葉さえできていた（上総国誌稿）... 千葉県には霖雨をケシネツツキという言葉さえできていたの読み方
柳田國男「食料名彙」

...もしくは張作霖（ちょうさくりん）... もしくは張作霖の読み方
夢野久作「爆弾太平記」

...梅霖（つゆ）の雨しとどと降るに... 梅霖の雨しとどと降るにの読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...新聞を見ると大元帥の張作霖がいよいよ北京を退き... 新聞を見ると大元帥の張作霖がいよいよ北京を退きの読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...鎌田氏も張作霖と義兄弟の親交を訂せられてゐる... 鎌田氏も張作霖と義兄弟の親交を訂せられてゐるの読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...張作霖と呉俊陞の一行は朝早く目覚めて車中で紙牌を弄してゐたのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

「霖」の読みかた