...頓に目覺むる心地す...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...頓に目覺むる心地す...
大町桂月 「碓氷峠」
...頓に其の面目を革めぬ...
大町桂月 「金華山」
...頓に遊意を催して...
大町桂月 「杉田の一夜」
...眼界頓に一谷に限られて...
大町桂月 「冬の榛名山」
...7.新しきは頓に擡頭して其の勢衝るべからず...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...流水は文明化されなかつた江戸時代の整頓に對する追慕の聲を放つた...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...夜九時頃微雨あり涼風頓に生ず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...吾妻橋(あずまばし)両国橋(りょうごくばし)等の眺望は今日の処あまりに不整頓にして永代橋におけるが如く感興を一所に集注する事が出来ない...
永井荷風 「日和下駄」
...頓に索莫となった身辺を顧みて...
中島敦 「妖氛録」
...一雨ざつと降りさへすれば松の葉もおしろいの葉も埃がすつかり洗はれて秋の涼しさは頓に催すのであらうが...
長塚節 「須磨明石」
...頓にたゝむとすれば目くるめくこともあり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...次に建長の頃より東國に頓に勢を得た禪宗の傳播は...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...五十の半ばを過ぎたばかりの彼は健康頓に衰へ...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...屋敷を整理整頓に保ち...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...我ら工業日本の再建を頓に忌嫌するごとき市井閑人の閑文字を俟つことなくんば...
正岡容 「浅草燈籠」
...活字で読む講談落語は頓につまらなくなり...
正岡容 「寄席風流」
...歌声頓に変りたる...
吉井勇 「老境なるかな」
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