...さてはドイツの破竹の進撃にたいするソ連の頑強なる抵抗を見るにおよんで...
石原莞爾 「新日本の進路」
...蒲団をまくられても寝ている方がましだという頑強な反抗に遭い...
海野十三 「電気看板の神経」
...頑強な身体を持ちながらどうにも抵抗のできない気持...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...元老の鶴屋北水の頑強な支持もあって...
太宰治 「火の鳥」
...元老の鶴屋北水の頑強な支持もあつて...
太宰治 「火の鳥」
...私の後天性の道義心は頑強な父の反對をも顧みず此の如き絶望に近い妻と共に家庭を形らせるのです...
長塚節 「教師」
...朴訥で罪のないそして自分の權利を守る爲に恐ろしい頑強な力を有つて居る爺さんは...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...頑強な関守の本田大助も...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...頑強な反對をしようとしてゐらしたり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...歌い続けて拳(こぶし)を振り廻したが頑強な驢馬はビクともしなかった...
牧野信一 「ゼーロン」
...頑強なのには驚いたけれど...
山本周五郎 「はたし状」
...新任早々の彼にそんな頑強な態度がとれる筈はなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...気性も頑強なら画風も頑強...
山本笑月 「明治世相百話」
...弁護士ランドルフ・タリスマン氏は頑強なる抗弁を試みて一歩も退かず...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...さしも頑強な賊軍をして...
吉川英治 「三国志」
...頑強な抗戦をつづけたので...
吉川英治 「新書太閤記」
...備中(びっちゅう)高松城の清水宗治(むねはる)の頑強な抵抗にくいとめられ...
吉川英治 「茶漬三略」
...頑強な探求心のしわざである...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
便利!手書き漢字入力検索