...併しそれは頑強な者を惡む反感の性質を帶びずに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...今日のナチス・ドイツに対する頑強な抵抗も...
石原莞爾 「最終戦争論」
...さてはドイツの破竹の進撃にたいするソ連の頑強なる抵抗を見るにおよんで...
石原莞爾 「新日本の進路」
...元老の鶴屋北水の頑強な支持もあって...
太宰治 「火の鳥」
...彼等の心にも頑強な或物があつて彼等を抑制して居て呉れるのであります...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...絶対に読者の追随を許すまいとする作者の頑強な自負心のあらわれではないかと思う...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...頑強な反對をしようとしてゐらしたり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...頑強な甲蟲のやうに生き續けてゐるのです...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...青べかの頑強な自意識とたたかっていて...
山本周五郎 「青べか物語」
...弁護士ランドルフ・タリスマン氏は頑強なる抗弁を試みて一歩も退かず...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...鉄のように頑強な性質...
夢野久作 「鼻の表現」
...頑強な構造のために五百斤乃至千斤の貨物を載せて如何なる難路をも通つて行く...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...歯肉に頑強な根を持っている齲歯(むしば)にも似ている...
吉川英治 「黒田如水」
...さしも頑強な賊軍をして...
吉川英治 「三国志」
...頑強な抵抗をくり返した...
吉川英治 「私本太平記」
...いかに頑強な城兵でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...このような頑強な抵抗が三週間続いた後...
和辻哲郎 「鎖国」
...頑強な探求心のしわざである...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
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