...逃げようとて逃がしてたまるか」と頑張るものがますます勢いを逞(たくま)しくした...
有島武郎 「星座」
...混んでるのを身体を入れ替え入れ替えしてそのおっさんが栓の位置に頑張ることになった...
梅崎春生 「蜆」
...ところが職長はどうしてもそんな筈はないといって頑張るので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...また帳場に頑張ることになってから...
徳田秋声 「足迹」
...ますます彼は頑張るのであった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...支配人が頑張るには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一人で夜中まで頑張る予定だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...せいぜい頑張るんだな」スライトが地位と誇りを取り戻し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...その日の不漁で同行の士はもう一日頑張る事になつたが...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...人々が同一程度の消費を維持しようと執拗に頑張るので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まったく誰かが二挺の銃に対して頑張るのは正当であるにしても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのためには生きなければならない、頑張るんだぞ長、こんなことで死んじゃあだめだぞ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...元気な曹長の頑張るのを徳永大尉が...
山本笑月 「明治世相百話」
...下らないところで頑張るのです」「僕の名前で命令したのか」「貴方のお名前でも駄目です...
夢野久作 「暗黒公使」
...そうなると斎藤の後家さんも頑張る理由がなくなったので伜の結婚を承諾した...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...総兵都督の頑張るべきときです...
吉川英治 「三国志」
...頑(がん)としておれは頑張る...
吉川英治 「源頼朝」
...ここでピサロは隊員と共に頑張ることになったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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