...可成彼に暁(さと)られざらむ様に息を殺して...
石川啄木 「葬列」
...そして可成(なるべ)く彼に曉(さと)られざる樣に息を殺して...
石川啄木 「葬列」
...可成重大に考えたのも無理ではない...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...定価の事は可成しばしば変更せぬこそよけれと存候...
高浜虚子 「子規居士と余」
...店は可成(かなり)大きかったのですが...
太宰治 「新樹の言葉」
...従来の人糞(じんぷん)の処置には可成(かなり)まいっていた...
太宰治 「葉」
...ますます平気になって可成り...
直木三十五 「死までを語る」
...此あたりの家々皆叺をつくるとて筵おり繩を綯ふ長繩の薦ゆふ藁の藁砧とゞと聞え來これの葦邊に湖畔には櫟の木疎らにならびたり布雲に叢雲かゝる近江の湖あさ過ぎくればしき鳴くや鵙比叡辻村來迎寺森可成墓冷かに木犀かをる朝庭の木蔭は闇き椰の落葉や志賀の舊都の蹟は大津町の北數町にして錦織といふ所に在り...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...可成りな重さ、開いてみると、長さ半メートル餘の鐵の管で、綺麗に拭ひ取らうとした形跡が見えたが、端の方になほ血が殘つてゐた...
南部修太郎 「死の接吻」
...其處は可成りに廣い平(ひら)で...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...可成長くかかってるな...
羽志主水 「監獄部屋」
...フィリップスのSOSには可成り多くの船から返電があったが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...それ故一つの音響を発すると可成りの間それが水の上をあちこちに飛び散り...
牧野信一 「沼辺より」
...頭上の空を鳴き渡る鴉のやうに可成り長く笑ふのであつたが...
牧野信一 「病状」
...その実可成り窮屈なものに相違ないのだ...
牧野信一 「浪曼的時評」
...可成りに大きな鞄を輕々と提げてゐた...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...山岳に關する東西の文獻が可成り整頓して集められてゐるのを...
吉江喬松 「山岳美觀」
...可成は先に首を振って見せた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
