...)と、こちらに、年久しい、半助と云う、送迎(おくりむかえ)なり、宿引(やどひき)なり、手代なり、……頑固で、それでちょっと剽軽(ひょうきん)な、御存じかも知れません...
泉鏡花 「怨霊借用」
...平生(へいぜい)頑健な上に右眼を失ってもさして不自由しなかったので...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...中から思いがけない頑丈(がんじょう)な鉄ぶたがむっくりと現われた...
海野十三 「海底大陸」
...頑丈なきめの細かい木材が必要な際には...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...戸外でたいがいくらしている粗野で頑健な種族のために住みごこちのよい家が...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それがどうしたものかいくら頑ばっても...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...左様でございます」頑丈な男は額へ手を当ててお辞儀をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「一向見かけたことのない船ですが」久六は頑固らしく胡麻鹽(ごましほ)頭を振るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...船頭は頑張(がんばっ)て承知しない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...兎(と)に角(かく)に学者書生の関係すべき事でないから決して帰らせないと頑張(がんばっ)た所が...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...わたしの頑(かたくな)なむしろむごたらしい気もちはこんなに永い間お前を封じていた...
室生犀星 「みずうみ」
...ぜんたいがおそろしく頑丈に造られているのは...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...まだ頑是ない年のことでもあるし...
山本周五郎 「つばくろ」
...鉄筋コンクリートの頑丈ずくめな構造に気が付くと...
夢野久作 「ココナットの実」
...ここの別所一族が頑張っているのも...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこに仲よく遊んでいる頑是(がんぜ)ない二人の幼児(おさなご)を...
吉川英治 「親鸞」
...頑丈(がんじょう)な板戸を開けて...
吉川英治 「夏虫行燈」
...ものどもの頑丈さは信じ難い程だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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