...うしろに窓はあるけれど、頑丈な鉄格子だ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...頑丈に造ってある飛行器の肝要な室は比較的に安全ではあったが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...頑として聞かない...
太宰治 「花火」
...同時にその性状が奇矯(ききょう)で頑強(がんきょう)である場合が多いから...
寺田寅彦 「時事雑感」
...がらんどうの天井(てんじょう)を支える頑丈な柱の角から現れ...
峠三吉 「原爆詩集」
...お前にも似合わないじゃありませんか……」けれども米友は頑(がん)として頭(こうべ)を振って...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだここで寝込んではならないぞと頑張る...
中里介山 「大菩薩峠」
...Y君は着いた翌日からもう二時間以上も低温室内に頑張って...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...不思議な事に頑固の本人は死ぬまで自分は面目(めんぼく)を施こしたつもりかなにかで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人間の血だか解ったものじゃない」万七が頑固に主張するのも無理のないことでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日(ひ)の光(ひかり)は今(いま)頑固(かたくな)な朝(あさ)の心(こゝろ)を解(と)いて...
水野仙子 「日の光を浴びて」
...この通り頑固なからだをして居りますから心配はございません...
室生犀星 「童子」
...貧窮しているための、相手に対する必要を越えた遠慮か、それとも頑迷な、理屈に合わない自尊心のためか、いずれにせよ、五郎吉夫婦には他人に話せない理由があったのだろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...こんどは発熱と頑固な咳(せき)にくるしめられて床についてしまった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それでも頑張った...
夢野久作 「巡査辞職」
...しかし、頑固に、首を振ッて、「それでは、そち達の誠意と、やっていることとが、矛盾しはせぬか...
吉川英治 「大岡越前」
...――何とぞ、武蔵、お通、沢庵の三名を討ちとるところまで、通行おゆるし願いたい」と、こっちでは、頑張った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...残存の部下を指揮しつつ後援の来るまで頑張っていたのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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