...志奈子を預かるのを細君が面倒がるのを防いだ...
高見順 「いやな感じ」
...リヽーを預かると云ふ手段を思ひついた時は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...人様の家を預かる気苦労というものはなかなか大抵じゃありませんね...
徳田秋声 「新世帯」
...倉持がくれた指環をとにかく預かることにして...
徳田秋声 「縮図」
...この横川の関所を預かる時は...
中里介山 「大菩薩峠」
...動かす必要のない船を預かる場合に於て...
中里介山 「大菩薩峠」
...私がお相伴に預かるのである...
中島敦 「環礁」
...俺がお上から十手捕繩を預かる身分と知つて嫁に來た筈だな」「――」平次の言葉は以ての外でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...南部坂下屋敷の裏門を預かる老爺(おやじ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここへ預かるとも勝手だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...帳場を預かる番頭の吉兵衞は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「俺は十手を預かる町方の御用聞で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五人の同僚とともに署の留守を預かることになった...
久生十蘭 「魔都」
...その栄辱をも預かることあるものなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...子供さんを預かるのは俺がおことわり申します...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...看護婦どころか大切な病人を預かる病院へ行って患者に与える食物を検査してみ給え...
村井弦斎 「食道楽」
...この品を持っていてもし間違いがあるといけませんから」「預かるのはいいですが...
山本周五郎 「風流太平記」
...他日の果し合いまでおん身が武蔵の身を預かると保証するなら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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