...気絶するばかりに虫が好かぬのであった...
江見水蔭 「備前天一坊」
...アーントネリの母親は気絶する...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...男はキャッと叫んで気絶する...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...夫人連の中には気絶する者もあるかも知れん...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...私の気絶するのに気をつけていて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...お前の顔を指でつついたら、気絶するぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...稍ともすれば気絶するばかりの極めて無力な屋根裏の文士として命を保ちつゝある身の上であつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...さては大変な馬成金に成り損(そこ)なったと落胆の余り気絶する...
南方熊楠 「十二支考」
...自分の生んだ娘が、そう言った、ナイロンの脚を投げ出して、爪を真紅に染めながら、親父に向って、ドルと恋愛なんて言ってるのを見れば、こりゃ、気絶するね...
三好十郎 「冒した者」
...モウ少しで気絶するところで御座いました...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...トロツキーは今些(すこ)しで気絶するところであった...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...気絶することを忘れて傾聴させられた...
夢野久作 「戦場」
...九州の男学生にそんな事を云ったら気絶する……と云っておく...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...又は気絶するかして覚醒するだろうと思うが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...多分気絶する一歩手前だったのでしょう...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...気絶する...
夢野久作 「爆弾太平記」
...――だが、いつぞや、犬山城のお城外で、おめえが、秀吉様の近習方(きんじゅがた)にまじって、澄まして、馬で通ったときは、気絶するほど、びっくりした...
吉川英治 「新書太閤記」
...気絶するほど吃驚(びっくり)した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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