...あなたから預かつたうちの會計が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ふちの堅い麥藁帽と袷(あはせ)とを旅館に預けて置いたのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それはこの支店を預って大いに働いてくれる筈であった浅野が...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...預かってあげようと思って聞いたのに...
高見順 「いやな感じ」
...お助けに預かりとうございます」壮い女は涙を流した...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...少女を爺さんに預けたのでありました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...清澄のお寺へ預けられたんですって?」それにいちばん驚かされたらしいのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...預けに来たという話をした...
夏目漱石 「思い出す事など」
...大きな行李(こうり)は新橋(しんばし)まで預けてあるから心配はない...
夏目漱石 「三四郎」
...預言者は医学の才能が無いとは思われなかった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...儀八を若い手先に預けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お組を預かった科(とが)は知らなかった分にしてやる術(て)もあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そいつは主人が預つて居る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...良人を自分の預かった病人だと思うようになる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...預かって力がある筋もござるし...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...親は無うても子は育つとか」「預けられた田舎はどこでございましょうなあ」「三河の一色(いっしき)」「近江とこことの往来(ゆきき)には...
吉川英治 「私本太平記」
...桐井角兵衛は罪人の揚屋(あがりや)を預かり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...源次をここで預かるのは困る」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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