...我心の中には姫が徳を頌する念滿ちたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...閣筆に臨んで支那人の読書を頌する詩一篇を掲げる...
市島春城 「読書八境」
...余の位置は可憐の婦女子がその頼みに頼みし良人(おっと)に貞操(みさお)を立てんがため頻(しき)りに良人を頌揚(ほめあげ)たるのちある差少の誤解よりこの最愛の良人に離縁されし時のごとく...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...美しい詩を頌(しょう)することによって生れ出(い)づる子の美しさのみを祈ったということが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...彼が開国家としての功徳頌(しょう)すべきもの浅からずといえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...唯だ其頌す可き所以を頌して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...只詩の商頌に九有とか九圍とかいふことがあるので...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...即ち偈頌の出來る所以...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...(4)毛詩魯頌に云く頌僖公也...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...これ詩に魯頌あり...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...平安朝初期に作られその盛時まで世に行われた「あめつち」の頌文(しょうぶん)(四十八字)およびその後これに代って用いられた「いろは」歌(四十七字)が...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...其日の七律の七八に「展観寿頌堆牀上...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いつかうに頌揚されなかつたが...
吉川英治 「折々の記」
...頌(たた)えている...
吉川英治 「平の将門」
...やがて彼女はベルリンに現われたが冷静なるハルデン氏は自然に偏しておると言って頌讃の声を惜しんだ...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...あるいは偶像の前を回りながら讃頌の詩経を誦する時...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...木村といふ助手に頼んでいろ/\な写真の焼き増しを頌布して貰つたものであつたが...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
...「頌(じゅ)につくらずとも心に思はんことを書出し...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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