...この人の立派な頌徳表(しょうとくひょう)が立っている筈ですよ...
芥川龍之介 「MENSURA ZOILI」
...やがて百人の処女の喉(のど)から華々しい頌歌が起った...
有島武郎 「クララの出家」
...我心の中には姫が徳を頌する念滿ちたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そして波は彼等の「永遠に続く頌歌」を歌った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...雅頌(がしょう)よりして各国の国風まで収録した詩集であるが...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...そこには哲学協会の記録があり「えらい人々」の公けの頌(ほ)めたたえがある! それは善人アダムが自らの善に見入っている図である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...君に對してあまりに沈套なそしてあまりに平俗な頌辭となつてしまつてゐる...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...喜劇(Komdie)とは村落の頌歌なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...唯だ其頌す可き所以を頌して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...我輩は決して閣下の徳を頌するに吝ならじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(4)毛詩魯頌に云く頌僖公也...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...今度は大きな亀の背に頌徳碑(しょうとくひ)が立ててあった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...平安朝初期に作られその盛時まで世に行われた「あめつち」の頌文(しょうぶん)(四十八字)およびその後これに代って用いられた「いろは」歌(四十七字)が...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...左側の頌歌席をば無料で緑色の地に赤い花模様を出して塗りあげたことを聞き知られた時には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...実はこの猴アフリカの林中に多く棲み日の出前ごとに喧噪呼号するを暁の精が旭を歓迎頌讃すと心得たからだと出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...美辞麗句の頌(たたえ)を贈るのが世間の慣いではあるにしても...
吉川英治 「私本太平記」
...一篇の頌(しょう)が刻(きざ)んである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...木村といふ助手に頼んでいろ/\な写真の焼き増しを頌布して貰つたものであつたが...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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