...「また來て頂戴よ」といふ聲を從へて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いよ/\山頂(さんちやう)の大發掘(だいはつくつ)に取掛(とりかゝ)り...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...「浅見先生に文学を教えて頂く」なぞと云いながら...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...一方の窓からは富士の頂が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...青々とした山の頂(いただき)が覗(のぞ)いていました...
豊島与志雄 「強い賢い王様の話」
...他には一切頂きません...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...しかし海底が隆起して山の頂きになることは恐ろしいことである...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...あつしはこれでお暇を頂きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...歌川豊広画くなどはまさにその絶頂の観があった...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...ただ頂戴するだけだ...
北條民雄 「独語」
...さう云ふ頂をきはめた大抵の詩人の詩が普通「枯れ切つて」ゐるのに反して...
堀辰雄 「「鐡集」」
...未だ川べりの桃林の蕾は堅く遥か彼方の連山の頂きには残雪の痕がくつきりしてゐた頃ですもの――...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...いまはすっかり青ぞらに変(かわ)ったその天頂(てんちょう)から四方の青白い天末(てんまつ)までいちめんはられたインドラのスペクトル製(せい)の網...
宮沢賢治 「インドラの網」
...お利口さんだから別の処に行って遊んで頂戴...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...頭と心を働かして教養を深めていかれる有様を見せて頂くという悦びが...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...「その旗を頂いてまいりましょう」片付けてあった三当旗の包を取った...
山本周五郎 「新潮記」
...つまり藤六が悪魔様に上げている黒穂(くろんぼ)を頂くと...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...お褒めのことばを頂戴し……さ...
吉川英治 「新書太閤記」
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