...あなた様に会はせて頂きたいとか申して居るさうでございます...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...モン・ブランの頂上から四人の登山者が下りて来た...
石川欣一 「可愛い山」
...一時は猫も杓子も有頂天になって...
内田魯庵 「四十年前」
...モウアンナコトハ決シテ致シマセント誓ッテ頂戴」「頸ニ接吻スルクライ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...有頂天のあまり一言も口がきけず...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...この頭巾の紐(ひも)を解いて頂戴……」「だって……」「いい児だから解いて頂戴……」お銀様は茂太郎を膝の上へ抱き上げ...
中里介山 「大菩薩峠」
...間近くそびえるピラミッド型の大きな絶頂や藤原武尊の峰つづきなどは思いきらねばならなかった...
中村清太郎 「山岳浄土」
...『あ、おきいちやんの声だ、おきいちやん、おきいちやん、勘忍して頂戴、わたしも御殿へまへりますよ、いままへりますよ...
野口雨情 「虹の橋」
...ことのほか目を掛けて頂いて居ります」音吉は少し足を緩(ゆる)め乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ことのほか御寵愛なされた『瑞陽(ずいよう)』ともうす丹頂の鶴...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ジョオゼフ・グランヴィル私たちはそのとき峨々(がが)としてそびえ立つ岩の頂上にたどりついた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...「テーブルのAを頂戴な...
牧野信一 「公園へ行く道」
...何に浮かされたのかも知れない奇妙な一隊が有頂天で行進して行くフアンタスチツクな光景を叙すだけで足り...
牧野信一 「山を降る一隊」
...頂上まで登って充分の採集をして...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...尤物(ゆうぶつ)の頂上として求め愛した...
南方熊楠 「十二支考」
...舞台に立たせて頂きますばかりか...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...須彌山の頂上から釋尊を転がし落すあつぱれ手品師に拍手をしよう...
横光利一 「絶望を与へたる者」
...校長の永元喜一郎氏から校内を観せて頂いた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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