...この結果はかなり著しく響くかもしれませんが...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...寂しく空に響くようになった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...遠方の物音が平常よりも明かに響く時...
石川三四郎 「百姓日記」
...幽かに心臓の鼓動が耳に響く...
石川啄木 「鳥影」
...土中の室には必らず響く...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...浦づたひ行く蜑(あま)が子の足音(あのと)に響く眞砂路(まさごぢ)に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...」と打てば響く青砥の蛮声...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私は読書してゐて何も知らなかつたが(谿声がさう/\と響くので)宿の娘さんが...
種田山頭火 「行乞記」
...水声はあたりに響くやうにきこえた...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...自分の云おうとしてることが相手にどう響くかを感じた...
豊島与志雄 「野ざらし」
...それは、ネロのものではありませんでした! ゆっくりした、朗々と響く声は、優勝者はアントワープ市で生まれた、波止場主(はとばぬし)の息子、スティーブン・キースリンガーである、と宣言していました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...敲く音は益逼(せま)って絶間なく響く...
夏目漱石 「幻影の盾」
...永(なが)くまで後(あと)へ響くものだからな」と答えて...
夏目漱石 「門」
...耳に朗々と響く音吐の底力ある地謡の声を聞いてゐると...
野口米次郎 「能楽論」
...ということだけがーんと響くのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕が「この言葉はそれ自体としても奇怪に響く」と言ったのは...
三好十郎 「俳優への手紙」
...泣くようなわめきが響く...
吉川英治 「親鸞」
...強烈な刺激を好む近代人の心にどうして響くか...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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