例文・使い方一覧でみる「音もなく」の意味


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...不思議にも格子戸がひとりでに音もなく開(ひら)いて...   不思議にも格子戸がひとりでに音もなく開いての読み方
有島武郎 「僕の帽子のお話」

...横から見たところはなんだかひょろひょろしたあぶなっかしい橋であったが、こうして渡ってみるとすこしもゆれず、きしむ音もなく、しっかりしたビルの廊下を歩いているのとかわりがない...   横から見たところはなんだかひょろひょろしたあぶなっかしい橋であったが、こうして渡ってみるとすこしもゆれず、きしむ音もなく、しっかりしたビルの廊下を歩いているのとかわりがないの読み方
海野十三 「怪星ガン」

...音もなく細目に開いて...   音もなく細目に開いての読み方
海野十三 「蠅男」

...耳をすましても、何の物音もなく、目には幽(かす)かな光さえも見えぬ...   耳をすましても、何の物音もなく、目には幽かな光さえも見えぬの読み方
江戸川乱歩 「吸血鬼」

...芥川はきまつて勝手口から音もなく(麻裏草履で砂地であるためもあるが...   芥川はきまつて勝手口から音もなく(麻裏草履で砂地であるためもあるがの読み方
小穴隆一 「二つの繪」

...内側の格子の中に褐色をした人々が音もなく座り込み...   内側の格子の中に褐色をした人々が音もなく座り込みの読み方
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「絞首刑」

...水が、音もなく這い、伸びている様を、いま、この目で、見てしまったから、もう、山師は、いやだ...   水が、音もなく這い、伸びている様を、いま、この目で、見てしまったから、もう、山師は、いやだの読み方
太宰治 「めくら草紙」

...音もなくくるまの母衣をめくって...   音もなくくるまの母衣をめくっての読み方
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」

...御廉(みす)のかげから外のけはいを音もなくうかゞいながら...   御廉のかげから外のけはいを音もなくうかゞいながらの読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...足音もなく忍び寄ってくる...   足音もなく忍び寄ってくるの読み方
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」

...ドアは全く音もなく...   ドアは全く音もなくの読み方
葉山嘉樹 「死屍を食う男」

...わが陣地が音もなく...   わが陣地が音もなくの読み方
平田晋策 「昭和遊撃隊」

...生温かい風が音もなく吹き寄せて...   生温かい風が音もなく吹き寄せての読み方
松濤明 「春の遠山入り」

...黒土の上に透き間もない苔は木立の間に形ばかり付いていた小道をも埋(うず)めて踏めばじとじとと音もなく水の湧(わ)き出る小暗い庭は...   黒土の上に透き間もない苔は木立の間に形ばかり付いていた小道をも埋めて踏めばじとじとと音もなく水の湧き出る小暗い庭はの読み方
水上滝太郎 「山の手の子」

...音もなく降っていた...   音もなく降っていたの読み方
山本周五郎 「薊」

...殆んど音もなく崩れ落ちた...   殆んど音もなく崩れ落ちたの読み方
山本周五郎 「ちくしょう谷」

...音もなく歩いてくる女性は...   音もなく歩いてくる女性はの読み方
吉川英治 「親鸞」

...音もなく空を劈(つんざ)く...   音もなく空を劈くの読み方
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」

「音もなく」の書き方・書き順

いろんなフォントで「音もなく」


ランダム例文:
鼻で笑う   ひらべったい     

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