...久しく自然主義の淤泥(おでい)にまみれて...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...この淤泥の中に轉落することを戒めなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...淤能碁呂(おのごろ)島五なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...淤縢山津見(おとやまつみ)の神...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...この神淤迦美(おかみ)の神の女...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...淤美豆奴(おみづぬ)の神二...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...淤岐(おき)の島五にありて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...淤加美(おかみ)の神九の女比那良志(ひならし)毘賣に娶ひて生みませる子...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...淤能基呂(オノコロ)島の成れるを語る神話に似たり...
高木敏雄 「比較神話学」
...史伝は此の如く名義の説明を下して、さて後に総括して曰く、宇比地邇ノ神より訶志古泥ノ神まで、八柱の神名は、国土の初めと神の初めとの形状を、次第に負わせしにて宇比地邇、須比智邇とは、国と成る可き牙(カビ)を含める状より大斗能地、大斗乃弁とは、国土の始の状より、角代、活代とは、国土の成る状と、神の成り始めたる状とを兼ねて負わせ、淤母陀琉、詞志古泥とは、神の身の成り整える状を称す...
高木敏雄 「比較神話学」
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中村憲吉 「頼杏坪先生」
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橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...それから「意」「於」「淤」「乙」は同じ語の同じ部分を書いてあるからこれもどれを使ってもよく...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...「大蛇」「惜」の「ヲ」に「意」「於」「淤」「乙」などを使った例はない...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...すなわち、を――遠、乎、嗚、怨お――意、於、淤、乙それで、契沖は古い時代においては仮名が一定していると言っているが、この一定しているということは、或る一つの文字以外のものは決して使わないということではない...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...腐草螢(ほたる)と化し淤泥(おでい)蓮(はちす)を生ずるの趣あるを見ては誰かその奇術に驚かざらん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...腐草(ふそう)蛍(ほたる)と化し淤泥(おでい)蓮(はちす)を生ずるの趣あるを見ては誰かその奇術に驚かざらん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...彼女を淤泥(おでい)の中(うち)から救抜する...
森鴎外 「雁」
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