...初夏の静かな空気にさわさわと蚕が桑をかむ音さえ伝わる...
石川欣一 「山を思う」
...大東京区域図をバリバリ音させて...
海野十三 「空襲葬送曲」
...すべて録音されているのだ...
海野十三 「太平洋魔城」
...音さえない...
海野十三 「地球要塞」
...」観音さまは、勝ちほこったようにいいながら、やっぱり、ピストルをかまえたまま、部屋の出口のほうへ、ジリジリとあとじさりをはじめました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...カチカチと鍵を廻す音さえした...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...観音さまの観の字で...
高神覚昇 「般若心経講義」
...爺は今夜はあり/\と観音さまを拝み...
土田耕平 「天童」
...録音された音楽は全部この日本人の作曲である...
寺田寅彦 「試験管」
...自(おの)ずと自分の足音さえが鼓膜に響くように思われたときであった...
徳永直 「戦争雑記」
...水音さえ眠るの時でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...念のために録音された言葉を全部仮名で書き取って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...果して實際に「わ」と發音されて居るのだらうか...
萩原朔太郎 「ローマ字論者への質疑」
...石橋の田村やが粉挽(こなひ)く臼(うす)の音さびしく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...淺草の觀音さまへ願掛けをされて...
堀辰雄 「花を持てる女」
...一音さえも聞き分けられなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...お豊 (カチャリと音させて茶わんを出してやりながら)ホントに...
三好十郎 「樹氷」
...火をホとは謂わずにヒと発音させようとした年代は...
柳田国男 「木綿以前の事」
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