...韈(くつした)編めるも...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...足には汚れたる韈(くつした)はきて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...茶黒い光沢(つや)を帯びたものが韈(くつした)を吸ひとるやうにひつぱるのである...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...韈癬(べつせん)するが多し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...韈(くつした)一つ買ふにも...
薄田泣菫 「茶話」
...せつせと韈(くつした)を編むでゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...良人は永久に足の裏が韈の底に届かぬやうな事になる...
薄田泣菫 「茶話」
...自分の韈(くつした)を買ひにか...
薄田泣菫 「茶話」
...軽い小刻みな韈(くつ)の音がすると...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...靴も破れて韈(くつした)だけで歩いて来た女などもあつたさうです...
田山録弥 「一少女」
...またはその靴もなしに韈だけで...
田山録弥 「一少女」
...白い韈の上部が朝の草の露に微かに色づけられてゐることなどもあつた...
田山花袋 「道綱の母」
...其れ韈(くつした)をお穿(は)きなさい...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...余りの光は紙を透かして浪子が仰ぎ臥(ふ)しつつ黒スコッチの韈(くつした)を編める手先と...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...編みかけの韈(くつした)をなで試みつつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...詩経あたりへ行くと、私は大概自分で読んで、わからぬ所を先生や父に聞くという位に行ったから、素読は何らむつかしいものとは思わなかったが、詩経で小戎の篇の小戎※収、五※梁、游環脅駆、陰※※続、文茵暢轂、という所と、韓奕の篇の王錫韓侯、淑綏章、箪※錯衡、玄袞赤※、鉤膺鏤錫、※※浅韈、仗革金厄、という所だけは読みにくかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...草鞋(さうあい)布韈(ふべつ)尤妙に御坐候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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