...鞣皮(なめしがわ)をつくる仕事をしていたので...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...蛇の舌を鞣(なめ)して作ったもので...
太宰治 「ろまん燈籠」
...紫の絹紐で口を括った三個の鞣(なめ)し皮袋であった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...この方はさっさと済ませてむしろ例の鞣(なめ)し皮の小袋を取り出してザラザラと金貨を卓上に並べた時に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...昔は革鞣(かわなめ)しとかから出世して...
橘外男 「逗子物語」
...「此の好書家の書庫と称する鞣皮(なめしがわ)の物置」などと憎まれ口をたたいている...
辰野隆 「愛書癖」
...父は鞣皮業...
戸坂潤 「辞典」
...一八四八年の革命に参加したために一八四九年アメリカに亡命せざるを得なくなり、其処で鞣皮工、ペンキ職、教師等の労働にたずさわりながら各地を放浪し、英語を修得した...
戸坂潤 「辞典」
...鞣皮工等の職を営む...
戸坂潤 「辞典」
...小羊(ラム)の皮を柔らかに鞣(なめ)して...
夏目漱石 「虞美人草」
...まるで長靴に使う鞣革(なめしがわ)そっくりになっているし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...鞣革のクッションを背中にあてがった拍子に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼女は白い衣(きぬ)の上に鞣(なめ)された仔鹿の皮帯を金の釦金でしめていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...「黒鞣革(くろなめしがわ)の手綱を山形に通して後方に廻して鎧の上帯に結びつけ...
正岡容 「小説 圓朝」
...及び鞣革の価格は云うまでもなく輸入量によって大きな影響を受ける...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ある国に多額のかつ多数の消費税が存在する場合には、労働の労賃によって生活するものは、常に、租税を、少くとも石鹸、蝋燭、鞣革、塩、等の如き必要品に対するそれを、支払うべき、元手を受取らなければならぬ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...(寝台の傍の鞣革(なめしがわ)の椅子に身を倚(よ)す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...なにしろ熊の皮を鞣(なめ)して...
山本周五郎 「柳橋物語」
便利!手書き漢字入力検索