...天(あめ)の羽羽矢(はばや)の靫(ゆぎ)を取つた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...天の石靫(いはゆき)一三を取り負ひ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ここにアメノオシヒの命とアマツクメの命と二人が石の靫(ゆき)を負い...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...安田靫彦(ゆきひこ)の意匠になるといふ庭に昔絵を見るが如き稚松多し...
高浜虚子 「五百句」
......
武田祐吉 「古事記」
...また劍(つるぎ)や靫(ゆき)や巴(ともゑ)といふようなものを模(も)してあるのも發見(はつけん)されます...
濱田青陵 「博物館」
...靫(ゆぎ)から矢を抜き出す...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そしてツボクサの花は決して靫には似ていない...
牧野富太郎 「植物記」
...靫負(ゆげい)の命婦(みょうぶ)という人を使いとしてお出しになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...良清(よしきよ)も同じ靫負佐(ゆぎえのすけ)になってはなやかな赤袍の一人であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...靫負尉(ゆぎえのじょう)になった上に今年は五位も得ていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...靫彦(ゆきひこ)...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...靫負庁(ゆげいのちょう)の法廷で...
吉川英治 「平の将門」
...退がれ」靫負庁を出ると...
吉川英治 「平の将門」
...靫負庁で聞いて、やっと知れ、これから不意に驚かしてやろうと思って、訪ねて来たところだ」「そうか...
吉川英治 「平の将門」
...白昼、しかも、靫負庁へ、自分で行くとは」「はははは...
吉川英治 「平の将門」
...靫負庁の主なる役どころの公卿や...
吉川英治 「平の将門」
...靫彦氏や青邨氏らの感慨もどれほどかと思いやられる...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
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