...(天はこの子にこの立派な面魂をせめてさづけたのか)...
千家元麿 「自分は見た」
...これはいかにも労働者らしく鍛(きた)えられた面魂(つらだましい)ながら...
壺井栄 「二十四の瞳」
...見たところ柔和なうちに精悍な面魂(つらだましい)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱりそれだけの面魂(つらだましい)を持たなきゃならねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも見覚えのあるような面魂(つらだましい)――そうだそうだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...近藤勇は精悍(せいかん)そのものの如き面魂(つらだましい)の持主ではあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...以前の負けず嫌(ぎら)いな精悍(せいかん)な面魂(つらだましい)はどこかに影(かげ)をひそめ...
中島敦 「名人伝」
...挙げた面魂(つらだましい)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尺八を持って一刀を手挟(たばさ)んだ面魂は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの面魂(つらだましひ)ぢや」「それから匕首(あひくち)ですがね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの面魂(つらだましい)じゃ」「それから匕首ですがね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物の数とも思わぬ面魂(つらだましい)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物の數とも思はぬ面魂(つらだましひ)です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すでに所々に転戦して生き延びて来た男の面魂である...
三好十郎 「斬られの仙太」
...第一そういう面魂(つらだましい)が尋常じゃなかったよ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...少年武蔵の不逞(ふてい)な面魂(つらだましい)は想い見るべきである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...面魂(つらだましい)を備えているからである...
吉川英治 「源頼朝」
...その面魂を見せたら即座に殺されることは分っていたから...
吉川英治 「源頼朝」
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