...「通商拒絶」では一縷の面目を保つたけれど...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼は先ず夜鴉の城主の武士道に背(そむ)ける罪を数えて一門の面目を保つ為めに七日(なぬか)の夜を期して...
夏目漱石 「幻影の盾」
...三度目のこの宿はこれ以上穢くては人間として面目を保つことは出来まいと思われるほどのものだった...
久生十蘭 「黒い手帳」
...面目を保つ方法がない...
久生十蘭 「湖畔」
...アデェルがいつも云ふ『面目を保つ爲めに』(“Pour me donner une contenance”)の下に私を慰める爲めに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...これまでは財産がないために身分相応の面目を保つことが出来ないのを愧(は)じて...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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