...蟹江は急に面白くないような気分になって...
梅崎春生 「Sの背中」
...小説として一向面白くない...
海野十三 「軍用鼠」
...やはり攻める方と守る方とであまり段がちがひすぎると面白くない...
関根金次郎 「手数将棋」
...面白くない表情をして茶碗を受け取つた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...それでもうはべだけは油断なく泛子(うき)をみつめるふりをしながら 自分はなぜ釣りが好きにならなければならないのかしら なぞとそれからそれと面白くないことばかり考へてると...
中勘助 「銀の匙」
...彼らだって永く添っているうちには面白くない汚点(しみ)を双方の胸の裏(うち)に見出しつつ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...人の作った詩文などは一向(いっこう)面白くないのさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いや所謂文藝映畫と云へば寧ろ面白くないものと云ふ觀念さへ私には出來てしまつてゐる...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...面白くない事もあるように聞かないではありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃どうも面白くないのですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...面白くない顏をしてゐた樣子だから」「猪之松はお勢と一緒になる氣だつたのか」「お勢ちやんは可愛い娘でしたよ」お紋は少しばかり妬(や)ける樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それまで勇三と言ひ交して居たお光が面白くないことになつたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どこも皆面白くない...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...私達には余り面白くないように思われるのです...
浜尾四郎 「死者の権利」
...この鼠のやり方筒井順慶流儀で余り面白くないが...
南方熊楠 「十二支考」
...今更変更するのは面白くないだろう……と……」「なるほど……これも御道理(ごもっとも)ですね」「そう云いますと...
夢野久作 「復讐」
...面白くないに違いない...
吉川英治 「三国志」
...いよいよ面白くない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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