...かへつて面白くない...
會津八一 「菊の根分をしながら」
...お鳥はまだ來てゐまい――獨りで寢るのも面白くない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いま読んでは大して面白くないものが大部分であるが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...経過が面白くないに違いない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...さっぱり面白くない百景を並べたのでは全く生徒が可愛相(かわいそう)である...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...面白くないのは半分ひっかかって曲がったままふくれるやつである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...どうしても面白くないのである...
中島敦 「弟子」
...面白くないにきまっているが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...こんな面白くない人の家(うち)へただ遊びにくる訳もなかろうし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あれで兩家の面白くない蟠(わだかま)りも解けるだらう」「そんな蟠りがあつたでせうか」「自分の親だけ自害して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「そう来なくちゃ面白くない」その後ろからいそいそとついて行くガラッ八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家には図書が一杯あったので、まず一番いい本を拾い読みしてみたが、面白くないので、ABC順に読んでいった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...火葬の様に白骨になってしまっては自分が無くなる様な感じがして甚だ面白くない...
正岡子規 「死後」
...この鼠のやり方筒井順慶流儀で余り面白くないが...
南方熊楠 「十二支考」
...面白くないものはない...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...今に御主人は再びあなたのそばに戻つて来るでせう」「今でも情婦と面白くないときはのこ/\私んところへ来ますのよ...
宮地嘉六 「老残」
...最近容体の面白くない話があったところへ...
「一本の花」
...探偵小説では偶然の出来事を書くと面白くないというがこれは恋愛物語なんだから構わないだろう...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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