...すると、見物の方では、子供だと、始から手を拍って、面白がるが、大人は、容易に感心したような顔を見せない...
芥川龍之介 「仙人」
...面白がるにつけ淋しがるにつけ...
有島武郎 「小さき者へ」
...そこに立ち留って面白がる...
伊藤左千夫 「春の潮」
...自分だけが面白がるための小説...
戸坂潤 「私の見た大学」
...そんなつまらない事柄をどうして面白がるのか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...徊して面白がる心と...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...面白がるやらしきりに喜こんでいた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そうして清が面白がるようなものはないかしらん...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...細君及雪江嬢を面白がるのは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...なにぶんまだお人形の方が面白がる幼々(ういうい)しさを見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...輕業(かるわざ)をやつてお艶の面白がるのを見ようと思ひ立ち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何處かで喧嘩が始まつて」「物騷なことを面白がるぢやないか」「その上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを面白がる気持さえ...
火野葦平 「花と龍」
...彼らのもっとも面白がるところである...
南方熊楠 「十二支考」
...三田の面白がるところだつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...一般の少年たちが面白がるいろいろな書物にいたっては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...田舎に住む少年たちの面白がる題目であった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「人さまの不幸を面白がる者があるかね...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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