...彼女の面子を潰さないように注意して話をした...
...彼にとっては、自分の面子がすごく大事なことだ...
...面子を取り戻すために、謝罪の手紙を送った...
...友達との面子合わせで高級レストランに行くことになった...
...選挙の結果で、彼の政党は大打撃を受け、面子を失った...
...続いて新聞の三面子は仔細(しさい)ありげな報道を伝えた...
内田魯庵 「四十年前」
...従来の面子(めんつ)を捨て...
海野十三 「奇賊悲願」
...とてもほめてるのに」「生意気な……」「庇(かば)ってると言ったほうがいい」「それは自分の面子(メンツ)からだろう」「惨めと思われたくない……?」「女にだって面子はあらあ」「その面子を...
高見順 「いやな感じ」
...實を言ふと私は支那の凡ゆる人文現象の中で面子乃至面子感情と言ふもの程外國人にとつて難解な事がらは無いと信じて居る...
橘樸 「支那を識るの途」
...各階級を通じての面子の形式性は之を知るに左程困難でないが、面子感情の内容、更に進むで支那人の面子に執着する意慾の強さと云ふ事になると、私の全生涯を通じて凡そ之程の難問題に出くわしたことは無いと思はれる程である...
橘樸 「支那を識るの途」
...種々雜多の形式の中でも特に面子を尊重するのである...
橘樸 「支那を識るの途」
...ここで開けてみてもらったらどうだろう?」なにが発見者の面子だかわからぬが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...面子(めんこ)だの...
豊島与志雄 「林檎」
...鐵面子足強くして自ら弱しといふ...
長塚節 「草津行」
...赤線に青線……市には市警の面子(メンツ)というものがある...
久生十蘭 「あなたも私も」
...軍神(マルス)の面子にかけてもやすやすとひっこむまい...
久生十蘭 「だいこん」
...如何に面子(メンツ)を重んじる政府だってもはや施す術がない...
久生十蘭 「魔都」
...面子丸つぶれだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...面子(めんつ)で判断するだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...一族の面子(めんつ)で殺されたも同然だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...何者にも面子はつぶさせない」メアリが高笑いした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それでは当人の面子(メンツ)もありませんから私が参ってみずから頂戴しましょう」と...
吉川英治 「三国志」
...いや自己の小さい意地や面子(メンツ)にとらわれていたというほうが適切であろう...
吉川英治 「三国志」
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