...彼女の面子を潰さないように注意して話をした...
...彼にとっては、自分の面子がすごく大事なことだ...
...面子を取り戻すために、謝罪の手紙を送った...
...友達との面子合わせで高級レストランに行くことになった...
...選挙の結果で、彼の政党は大打撃を受け、面子を失った...
...そればかりでなく泥面子(どろめんこ)や古煉瓦(ふるれんが)の破片を砕いて溶かして絵具とし...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...おれはおれの面子(メンツ)を立てるためでなく...
梅崎春生 「記憶」
...「顔が広いのには全く驚くな」「どこでも面子很好(ミエンズヘンハオ)? 顔がきいて?」と若紫は自分のことのように嬉しそうに言った...
高見順 「いやな感じ」
...種々雜多の形式の中でも特に面子を尊重するのである...
橘樸 「支那を識るの途」
...例へば面子意識であるとか宗教感情であるとか云つた樣な支那特有の社會的産物の本質を明かにし...
橘樸 「支那を識るの途」
...ここで開けてみてもらったらどうだろう?」なにが発見者の面子だかわからぬが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...軍国の少年には面子(めんつ)があった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...あんなのがと思うようなしっちゃか面子(めんこ)が...
徳田秋声 「縮図」
...それこそ勇気ある者の面子(めんつう)の問題だ...
豊島与志雄 「画舫」
...是に至りて鐵面子を待つ馬は...
長塚節 「草津行」
...耳がガンガンするわ……面子(メンツ)はあなただけのことではないでしょう...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...軍神(マルス)の面子にかけてもやすやすとひっこむまい...
久生十蘭 「だいこん」
...面子が待ってゐて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...兄の曹丕は武將の面子上さういふ態度を默認するわけには行かない...
吉川英治 「折々の記」
...いよいよ面子(メンツ)もなく――最後の切札を選ぶとなれば――淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)へすがって...
吉川英治 「三国志」
...軽々たる世上の思わくや面子(メンツ)にとらわれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ近所への不体裁とか面子(メンツ)を憚られるほど...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...そこまで面子(メンツ)をつぶされながら...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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