...面倒臭いお荷物はない...
芥川龍之介 「第四の夫から」
...面倒臭いから、「うんいいよ、いいよ...
芥川龍之介 「田端日記」
...――あゝ面倒臭いな...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...そんな面倒臭い養兎法はわたしは今まで聞いたことがない...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...酔っぱらって面倒臭いようにも見えた...
梅崎春生 「風宴」
...面倒臭いからどうでも御勝手になすって頂きますわ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...面倒臭いからそういう病気の描写は...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...「世帯を持つ」と云うようなシチ面倒臭い意味でなしに...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...自分で料理するなどと云う面倒臭いことは嫌いなので...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私は自分の幼稚な吾儘(わがまま)と頑固な気まぐれから、思うようにならぬと謂(い)うては第一自分自身がいやになり、周囲がいやになり、日本がいやになり、世界がいやになり、到頭生きる事がいやになり、自己を脱(ぬ)けたい、何処ぞへ移りたい、面倒臭い、いっそ死んでのけたいとまで思いつめ、落ちつく故郷を安住の地をひたもの探がし廻ったのでした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...依然として「面倒臭い」を心の中(うち)に繰り返すぎりで...
夏目漱石 「道草」
...面倒臭いからということで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(面倒臭いあまりに...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...七面倒臭い東京の市長になって...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「一人もの店賃(たなちん)程は内に居ず」「煤掃(すすは)きも面倒臭いと移転する」で...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...面倒臭いか納める金が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...面倒臭いといって沖に放り出されて鯖の餌食にされたんだから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...アトの分析はナカナカ面倒臭いからね...
夢野久作 「無系統虎列剌」
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