...面倒を見ると云う始末なのです...
芥川龍之介 「捨児」
...おくみはたゞ十になられるあき子さんと小さい男のお子さんの面倒を見るのと...
鈴木三重吉 「桑の実」
...家の主婦が面倒を見ることにした...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...殊に人に物を頼まれたりした場合は必ずその面倒を見ることを怠らなかった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...あたしも雪子ちゃんのお蔭で子供の面倒を見る手間が省けて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼には親兄弟の面倒を見る責任がなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...猪野が寿々廼家の分けの芸者であった竹寿々の面倒を見ることになり...
徳田秋声 「縮図」
...其かわり君の将来は必俺が面倒を見る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...自分の面倒を見る...
中里介山 「大菩薩峠」
...人の面倒を見るのが好きな性質ではあるが...
中島敦 「斗南先生」
...日本の美術学生の面倒を見るので有名で...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...私は彼がそこで暫くおとなしく暮らせるように面倒を見る...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その子供達の面倒を見るお父さんやお母さんは要りませんでした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...今でも私はここへ毎月行って面倒を見る事になってはいるが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...サリイがよく面倒を見ると約束してくれたので...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...大伯母のモアン婆さんの面倒を見るのださうだ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...何かと生涯の面倒を見るように...
吉川英治 「日本名婦伝」
...母は家政を整へて次には貧民の面倒を見ることを義務(つとめ)にして居た人ですから...
若松賤子 「黄金機会」
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