...少し面倒な語(ことば)になると...
芥川龍之介 「毛利先生」
...こんなことを云へばまた面倒な質問をされると思つたり...
伊藤野枝 「九州より」
...あのような面倒な道具建(どうぐだて)をし...
海野十三 「西湖の屍人」
...面倒な病気になりますと...
田中貢太郎 「黄燈」
...家の電話では又後が面倒なと思って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...面倒なこと限りがない...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...面倒なことが起るといつもあの人の所へ聞きに行ったものですわ...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...非常な面倒なものになる...
中里介山 「大菩薩峠」
...形式だけ見事だって面倒なばかりだから...
夏目漱石 「三四郎」
...そう面倒な条件を持ち出す考も何もなかった...
夏目漱石 「それから」
...正門から這入(はい)るのが面倒なので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ずゐ分面倒な御病人ですのよ……」「手術でもするんですか?」「ええ...
南部修太郎 「病院の窓」
...また面倒な事を起してはならぬという謎でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどく面倒なことになつたと思ひ腹立たしかつた...
原民喜 「夏の花」
...それだから向うへ着いて幾日かの間は面倒な事もあろうし...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...それがまたいっそう我々の地名を面倒なものにしているのである...
柳田國男 「地名の研究」
...それだけのためならばことさらに珍しい面倒な名字を作る必要はないので...
柳田國男 「名字の話」
...いろいろと面倒なわけもあって...
山本周五郎 「菊千代抄」
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