...面倒くさい事以上の不快や損が...
伊藤野枝 「惑ひ」
...なんしろ字なんか書くって奴はいとも面倒くさいもんであるよ...
辻潤 「だだをこねる」
...前後の聯絡(れんらく)にも触れない方だったので面倒くさいことを話しだしたものだというふうで...
徳田秋声 「縮図」
...私は面倒くさいから強いてその誤解を解こうともせず――実は私も英語の小説の飜訳なんかを内職にしてるので...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...それかって椅子に掛けるのも面倒くさいらしく...
豊島与志雄 「潮風」
...監督という一寸面倒くさい言葉から...
豊島与志雄 「電車停留場」
...「面倒くさいから叩きのめしてしまえ」争わずしている米友を...
中里介山 「大菩薩峠」
...つい面倒くさいから芝居ひとつ見ないようになってたじゃありませんか...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...取消をするのも面倒くさいからその儘にしておいた...
平出修 「畜生道」
...いちいち箱をあけたり吸い口をつけたりするのが面倒くさいもんだから...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...あの面倒くさい若い女の言葉で...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...「大久保」面倒くさい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...台所の横にある炭小舎からいちいち運ぶのは面倒くさいから...
「海流」
...いろいろなさるの面倒くさいでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...院長は面倒くさいとでもいうように片手を振って...
山本周五郎 「季節のない街」
...面倒くさいと思うともう手も足も出なくなる...
山本周五郎 「初蕾」
...――アア面倒くさい...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索