...夫が非職の郡長上りか何かで...
石川啄木 「鳥影」
...夫(をつと)が非職の郡長上りか何かで...
石川啄木 「鳥影」
...いよいよ自分も非職(ひしょく)となり...
伊藤左千夫 「老獣医」
...あるいは非職(ひしょく)の辞令(じれい)が場長の手許(てもと)まできてでもいやせぬかとも考える...
伊藤左千夫 「老獣医」
...それから千葉県(ちばけん)の某(それがし)も埼玉県(さいたまけん)の某(それがし)も非職(ひしょく)になったという話をしている...
伊藤左千夫 「老獣医」
...四月上旬(じょうじゅん)非職(ひしょく)の辞令(じれい)を受(う)け取(と)った...
伊藤左千夫 「老獣医」
...官吏の非職とか、会社を辞職して慰労金を貰つたとか、そんな風の人かも知れぬが、どうもさうらしく無いところもある...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...HOBOなる一個の非職業的職業に従事している尊敬すべき二紳士が...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...当時の陸軍では非職のことを「げじげじ」という俗称が行なわれていた...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...文化上は非職業的であるようなサラリーマンも亦文化的活動に多少の期待と自信とを持つことによって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一切の非職業的〔兵〕および〔将校〕自身の下級幹部とをば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...明治二十五年矢田部教授が大学を非職になった時同時に大学の職を退き...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それは矢田部教授が突然大学を非職になった事である...
牧野富太郎 「植物記」
...同教授のこの非職は何も私とのイキサツの結果では無論なく...
牧野富太郎 「植物記」
...当時の東大植物学教授の矢田部良吉博士が突然非職になり...
牧野富太郎 「植物記」
...非職勅任判事阪直人氏の宅の事である...
森鴎外 「半日」
...非職員ノ住侶(ヂユウリヨ)...
吉川英治 「私本太平記」
...花山桃林(くわざんたうりん)さびれつつ牛馬は華洛(みやこ)に遍満し非職の兵仗流行(へいぢやうばや)りにて天下一統珍しや御世に生まれて様々の事を見聞くぞ不思議なれ京わらんべの口遊(くちずさ)み十分の一を漏らすなりで...
吉川英治 「私本太平記」
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