...人みな僧統一系の非理なるを知りて...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...造物主を立つるの非理また問うて曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...明白なる非理を立て通して勝つも...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...吉野方へ加勢して非理に組みした公卿たちは悉く「三地両所の冥罰を蒙った」とあるから...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...従来の非理論的な社会史は...
戸坂潤 「辞典」
...もし何かの原因で(ときどきそれは恐ろしく非理論的なものであったが)...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...カフカはこうした「非理論的抽象」というものに成功した稀有(けう)な作家である...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...この徳に至るためには段階的に「倫理的徳」即ち魂の非理性的な部分に対する理性的部分の支配と秩序付けが前提されるのである...
三木清 「哲学入門」
...理性が完全に働き得るためには非理性的な部分に対する理性の支配が完全に行われねばならぬであろう...
三木清 「哲学入門」
...それ故に既にそれの規定に於て非理性的であり...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...資本主義の権力の非理性さである...
宮本百合子 「あとがき(『二つの庭』)」
...いかにも非理性的に見える...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一方文学が非理性的な観念で一括されようとするのに対して経験の尊重が文学の中につよい底流をなし始めている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最も自然主義的な内容でも非理性的で生活も発展の形よりも流転の形をとったことに当時の歴史がうつっていると思われますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...非理想無理想といふ遮詮比量の我をも立てずして...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
......
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...非理をもって正理をたばかる市井(しせい)の智者がたくさんおる」「では...
吉川英治 「大岡越前」
...非理性的であることは...
吉川英治 「随筆 新平家」
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