...素戔嗚はその非凡な膂力(りょりょく)に...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...後者は「非凡なる凡人」...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...太閤さまのお眼がねにかなって微賤の身から出世をした非凡な人間...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...その非凡な着想の成効を祝福した...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...なんらかの点において非凡な人間との偶然な結合によってのみ始めて生じうる文辞の宝玉であるからであろう...
寺田寅彦 「備忘録」
...ほんとうに非凡なえらい神様のような人間の目から見たら...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...非凡な男であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...銘こそないがその作物の非凡なる...
中里介山 「大菩薩峠」
...非凡な怪力を二三の者に示したけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜目遠目のきく非凡な眼を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...いったい春岳侯が非凡な殿様だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...人を働かせる上に於て非凡な人情味を持ち...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あッ」実に非凡な強力(ごうりき)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...養女のお雪は非凡なところがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただ非凡なる怪力と強烈なる感情...
柳田国男 「山の人生」
...彼が非凡な神の鞭を感じ得るものであるならば...
横光利一 「冬彦抄」
...丹石流(たんせきりゅう)の据物斬(すえものぎ)りに非凡な技(わざ)をもち...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どこかに非凡なところがあると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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