...流石(さすが)にその非凡な力を認めない訳に行かなかつたのは...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...先生が首くくりにも力學を考へられた非凡なその學者的態度である...
海野十三(佐野昌一) 「寺田先生と僕」
...非凡な女になれるんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...彼女は定めて非凡な婦人であったに相違なく...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...非凡なればなるほど...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...その非凡なる騎兵は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お松はこの非凡な少年が...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分が非凡な勇者であるやうな氣持がして來た...
南部修太郎 「猫又先生」
...もちろん作者の非凡な感覚は...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...凉しい眼が非凡な魅力でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...撥(ばち)の音に非凡な冴(さ)えを見せていた...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...非凡な四白眼でこちらの眼の中を覗き込みながら...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...だが非凡な彼の中にわれ/\は何とゆう労働者のつきせぬ...
槇村浩 「同志古味峯次郎」
...余らの俳句を学ぶや類題集中蕪村の句の散在せるを見てややその非凡なるを認めこれを尊敬すること深し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...平凡な飯茶碗はそのままにしてついに非凡な茶器に変ったのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...非凡な発育を念じたものに過ぎなかった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...切り口を見て非凡なお方の切ったものと拝察したということ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どこかに非凡なところがあると...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??