...非凡な語学通で通っていた...
芥川龍之介 「路上」
...訳者は一九一〇年夏ストックホルムに行ったついでをもって同市郊外電車のエキスペリメンタル・フェルデット停留場に近いノーベル研究所にこの非凡な学者を訪ねた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...又小説家として其の手腕の非凡なることも...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...また非凡な顔であった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ほんとうに非凡なえらい神様のような人間の目から見たら...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...非凡な男であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この画には非凡な力があるものに違いない...
中里介山 「大菩薩峠」
...その精力の非凡なるに感心し...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友もまた非凡な力を持っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...四十女の仇(あだ)めかしさは非凡なものがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大した女でしたよ」非凡な素質に惠まれた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...川上音二郎の壮士芝居の人気は素晴らしかったので――彼れが俳優として非凡な腕があるからというのではなく――書生が(自由党の壮士が)演説と芝居とを交ぜてするという事が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...何か非凡な方法によって鶴の下へ逃げ込まれた...
久生十蘭 「魔都」
...この少年の非凡なる天才を激賞して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...非凡な美しさを示すのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...刀法にも非凡な腕があった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...余程非凡な修業と超人の克己が要(い)りましょうぞ」「ご尤ともなお言葉...
吉川英治 「剣難女難」
...わずかな木口であるが切り人(て)の非凡な手の冴えが光っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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