...僕は非凡なことを感じる力はない...
芥川多加志 「四人」
...黒岩氏が新聞記者として非凡な人であつたことが察せられます...
石川三四郎 「浪」
...これは非凡な人間には解らないか知れないが...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...自分は非凡な精力を傾けて...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...しかし非凡な一曲を歌いこなすには...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...北斎の手腕のいかに非凡なるかは...
永井荷風 「江戸芸術論」
...小學程度の教育で非凡な人物が顯われることであります...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...非凡なものの存することを認めないわけにはゆかなかったのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにしても平次の考へも非凡なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十二三のこれは非凡な感じのする女が入つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大した女でしたよ」非凡な素質に惠まれた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何処(どこ)やらに非凡なところがある女という事が知れる...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...「大丈夫だ、次々に非凡な、ニセモノでない素質が解つて来る傑れた作家だ...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...その非凡な手腕を同僚に認められて...
牧野信一 「スプリングコート」
...生前この髑髏の頭蓋骨内に宿った非凡な頭脳からほとばしり出た能力の結晶であることを想えば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...平凡を離れた非凡など...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...または稀には天から非凡な強い児を降し賜わった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ベルグソンなんどに到るまでのアラユル非凡な脳髄たちが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索