...非凡な胃袋を持っていたそうである...
芥川龍之介 「上海游記」
...するとまた思兼尊(おもいかねのみこと)が彼の非凡な腕力へ途切(とぎ)れた話頭を持って行った...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...非凡な声を持つ男が一人坐っていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あまり非凡な恰好をして人の神経を混乱させ圧倒するのも悪い事であるから...
太宰治 「服装に就いて」
...しかし非凡な一曲を歌いこなすには...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...僕の非凡な時や平凡な時を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかにも非凡な可愛らしさです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...非凡な感じのする女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この少年の非凡なる天才を激賞して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかしその小さな非凡な頭の中に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...あの非凡な「大名物」には決してならなかったと...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...宅の両親が非凡な猫嫌いで無かったなら...
柳田國男 「どら猫観察記」
...非凡な発育を念じたものに過ぎなかった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...なかなか非凡な人物なのですが...
山本周五郎 「失蝶記」
...無欲恬淡(てんたん)にして非凡な相がないとは断言しないと思う...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...規模からいつてもじつに時代を超えた非凡な建築を海上に實現させてゐます...
吉川英治 「折々の記」
...非凡な切り手ということが貴君には分りましたか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その非凡な大眼識と巨腕は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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