...流石(さすが)にその非凡な力を認めない訳に行かなかつたのは...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...かかる非凡な寺院の内部の...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...非凡な声を持つ男が一人坐っていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...時々斯う自分を非凡な男に思つて爲樣が無いんだ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...非凡なればなるほど...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...學術に對する理解の非凡なるを見るに足る...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...いかにも非凡な可愛らしさです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大した女でしたよ」非凡な素質に惠まれた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何処(どこ)やらに非凡なところがある女という事が知れる...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...何か非凡な方法によって鶴の下へ逃げ込まれた...
久生十蘭 「魔都」
...生前この髑髏の頭蓋骨内に宿った非凡な頭脳からほとばしり出た能力の結晶であることを想えば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また同時に非凡な武器を二人に賦与したとも言えよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非凡な発育を念じたものに過ぎなかった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ただ非凡なる怪力と強烈なる感情...
柳田国男 「山の人生」
...非凡なる人のごとくにふるまへる後のさびしさは何にかたぐへむいや斯ういふ事は俺等の半生にしこたま有つた...
藪野椋十 「「一握の砂」序」
...非凡な質だと褒めておられた...
山本周五郎 「花も刀も」
...何となく非凡な風格をそなえた三十歳前後の武家...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...そこには異常な事件や非凡な能力は描かれていない...
和辻哲郎 「孔子」
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