例文・使い方一覧でみる「静平」の意味

...一度失つた心の静平さをとりかへさうとしてゐる... 一度失つた心の静平さをとりかへさうとしてゐるの読み方
薄田泣菫「独楽園」

...また海面の静平であるか波立っているかによって如何なる相違があるかという事も考えねばなるまい...
寺田寅彦「物理学の応用について」

...然し池の面はいつも静平で... 然し池の面はいつも静平での読み方
豊島与志雄「鯉」

...それら静平な女友だちでは満足できなかった... それら静平な女友だちでは満足できなかったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...彼女らの静平な凡庸な生活やあまりに希薄な空気は... 彼女らの静平な凡庸な生活やあまりに希薄な空気はの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...彼は静平にしていようとつとめた... 彼は静平にしていようとつとめたの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...その静平から脱せさせんとし... その静平から脱せさせんとしの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...自己を信じきった冷静平然たる驚くばかりの不人情になった... 自己を信じきった冷静平然たる驚くばかりの不人情になったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...その静平さにジョルジュはまいってしまった... その静平さにジョルジュはまいってしまったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...彼が求めに来たのはそういう静平さであった... 彼が求めに来たのはそういう静平さであったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...そしてこの偉大な静平の中に於ては... そしてこの偉大な静平の中に於てはの読み方
豊島与志雄「大自然を讃う」

...ブリエンヌ士官学校の小さな帽子をかぶったその静平な横顔... ブリエンヌ士官学校の小さな帽子をかぶったその静平な横顔の読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...単純で静平でしっかりしていた... 単純で静平でしっかりしていたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...その静平なる様は... その静平なる様はの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...そういう静平から偽りが出ようはずはなかった... そういう静平から偽りが出ようはずはなかったの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...而して其静平の裏面には意外の情熱も執著もあるものである... 而して其静平の裏面には意外の情熱も執著もあるものであるの読み方
永井荷風「谷崎潤一郎氏の作品」

...御納戸（おなんど）色の絹を展（の）べた様な静平な海面を過ぎながら... 御納戸色の絹を展べた様な静平な海面を過ぎながらの読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...このほうがはるかに静平で統一せられている... このほうがはるかに静平で統一せられているの読み方
和辻哲郎「古寺巡礼」

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