...夜毎に更闌(かうた)けて人音も静まる頃となれば...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...そのままテーブルに突っ俯(ぷ)して心の衝撃の静まるのを待った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...静まる時は静まる心である...
田山録弥 「社会劇と印象派」
...騒ぎが静まる...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...時々静まるかと思うと...
豊島与志雄 「鯉」
...」二人は夜が更(ふ)けてあたりが寝静まるまで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...荒波が一時静まることはあっても...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やがてその気持ちが静まると...
豊島与志雄 「正覚坊」
...その響きが静まると...
豊島与志雄 「蘇生」
...おのずから保養的な気分に静まることが多い...
豊島与志雄 「風俗時評」
...それから冷りと静まる...
豊島与志雄 「ものの影」
...ラファイエット将軍万歳!」(訳者注 常に革命に味方せる当時の将軍)その感興が静まると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それで心の静まるわけのものではございません」「では...
中里介山 「大菩薩峠」
...カミイも少年と並んで掛け、咳の静まる迄、互いに黙って、じっと外を見ている...
中島敦 「光と風と夢」
...彼は川のふちにたどり着いて稍暫く頭をかかへたまま息絶れの静まるのを待つた...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...毎朝波の静まるのを希つて...
牧野信一 「毒気」
...決して直ちに静まることなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...街の形に応じて静まるのもまた感じた...
横光利一 「旅愁」
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