...振動の静まるのを待つ...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...屋上の歓声も静まると...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...騒ぎが一先ず静まると...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...時々静まるかと思うと...
豊島与志雄 「鯉」
...その怒号が静まると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてその恐怖の情が静まると...
豊島与志雄 「蘇生」
...黙っている方が心が静まるでしょうから...
豊島与志雄 「囚われ」
...そして水が自然に静まる時があったら...
豊島与志雄 「夢の卵」
...つづいて、水を撥(は)ね返して逃出す音が、忍び笑いの声と交って聞え、それが静まると、また元の静寂に返った...
中島敦 「環礁」
...眩(まば)ゆき眼はしんと静まる...
夏目漱石 「虞美人草」
...夜は皆が寝静まる時まで板場で働く...
原民喜 「翳」
...波風が静まるとまたお題目に戻る...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...事態が静まるのをじっと待った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...毎朝波の静まるのを希つて...
牧野信一 「毒気」
...四隣漸く静まる...
正岡子規 「夏の夜の音」
...横着な私は咳にむせびながらその咳の静まるのを待って...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...決して直ちに静まることなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...過敏な神経が静まると共に...
和辻哲郎 「地異印象記」
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