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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...先刻動揺した胸の波がいまだ静まらない顔つきである...
伊藤左千夫 「去年」
...激情のまだ静まらない...
徳田秋聲 「浪の音」
...その気持がまだ静まらないままに足を早めて...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...騒ぎたった一揆はなかなか静まらない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その名残りがなかなか静まらない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...重太郎が出ると見物が騒ぎ出して静まらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそらく興奮が静まらない為にベナも起きており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...容易に静まらないトラベラスが漸く正面を向いたときが...
牧野信一 「競馬の日」
...雷鳴の静まらないことはこれまでにないことでございます」などと言う男の表情にも深刻な恐怖の色の見えるのも源氏をより心細くさせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...動悸がして興奮が静まらないうちは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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