「静々」の意味
静かな様子
「静々」の例文(場面別)
- 日常会話夜の公園は静々としていて、とても落ち着く。
- 文学彼女は静々と歩み、その姿はまるで幻のようだった。
- ビジネス会議室は静々としていて、集中して作業ができる環境だ。
- ニュース災害後の街は静々としており、人々の不安が感じられた。
小説での「静々」の使い方
...皆無言で、そして、泥汁(どろ)を撥ね上げぬ様に、極めて静々と、一足毎に気を配つて歩いて居るのだ...
石川啄木 「葬列」
...怪しいかな影法師のごとき美人静々と室(ま)の中(うち)に歩み出でたり...
泉鏡花 「活人形」
...最後に静々と出払って...
泉鏡花 「婦系図」
...境内の桜の樹蔭(こかげ)に、静々、夫人の裳(もすそ)が留まると、早瀬が傍(かたわら)から向うを見て、「茶店があります、一休みして参りましょう...
泉鏡花 「婦系図」
...それから大きな山芋に金襴の衣を被せたような教誨師とが静々と入って来た...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...それを待っていたかのように中央公会堂らしい円柱の陰に佇んでいた群集の中から静々と一人の老人が降りてきた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...静々と歩んで来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...静々と中ノ橋に掛ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...静々と入ってしまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして静々(しずしず)と...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...ふりかえると念丈の頂の雲のとばりは静々と引きあげられて...
細井吉造 「二つの松川」
...金髪の巻毛の鬘をいただいた総理大臣が内務大臣を相手に何事かを語らひながら静々と馬車をすすめて行く...
牧野信一 「変装綺譚」
...静々と落ちて来た」とえがいてゐられるが...
正岡容 「下町歳事記」
...紅の一点が静々(しずしず)と赤い帆のように彼の方へ進んでいた...
横光利一 「日輪」
...一方から静々と現われたのは扮装(いでたち)変らぬ春日重蔵...
吉川英治 「剣難女難」
...孔明の陣へ静々歩いてきた...
吉川英治 「三国志」
...味方の秦良(しんりょう)軍が旗さし物を揃えて静々と近づいてくる...
吉川英治 「三国志」
...静々と行進を起したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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