...越前の遠山は青黛(せいたい)をのこせり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...青黛の跡絶えず鮮かにして...
高山樗牛 「瀧口入道」
...編笠をかぶり青黛を施し...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...焦げ色に刷(は)かれた青黛(せいたい)の肌の所々に...
徳田秋声 「仮装人物」
...青黛(せいたい)を塗ったような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...青いものが附いて居るぜ――青黛(せいたい)ではないかな」妙なものを見付けたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...青黛(せいたい)を塗つたやうな不自然な青さがあり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顎の青黛(せいたい)を洗つたのだ――俺はあの時からこれは臭いなと思つたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼻の下に青黛(せいたい)を塗つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼻の下の青黛(せいたい)を洗つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...東南に安房上總は青黛のやうに...
長谷川時雨 「大川ばた」
...遥かの山々の肌がまばらな雪の間から艶々しい青黛を輝かせてゐた...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...また若き妻に聞きて白髪を抜き白粉(おしろい)を面に塗り青黛(せいたい)を眉(まゆ)に描く...
南方熊楠 「十二支考」
...◆第二参考青黛山如月寺縁起(せいたいざんにょげつじえんぎ)(開山一行上人(いちぎょうしょうにん)手記)――註――同寺は姪浜(めいのはま)町二十四番地に在り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...寺号を青黛山如月寺(せいたいざんにょげつじ)と名付く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一念称名声(いちねんしょうみょうのこえ)功徳万世伝(くどくばんせいにつたう)青黛山寺鐘(せいたいさんじのかね)迎得真如月(むかええたりしんにょのつき)なほ六美女は当時十八歳なりしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その末に微かながら長白山が一抹の青黛を覗かせてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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