...そうかと思うと左岸の崕(がけ)の上から広瀬川(ひろせがわ)を越えて青葉山(あおばやま)をいちめんに見渡した仙台の景色がするすると開け渡った...
有島武郎 「或る女」
...眼には青葉山ほととぎす初鰹(はつがつお)という句です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...さてまず最初の「眼には青葉山ほととぎす初鰹」という句でありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
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高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...寝苦しかつた汗をながす・みんなたつしやでかぼちやのはなも・こどもばかりでつくつくぼうし・家あれば水が米つく・どこまでついてくるぞ鉄鉢の蠅・家がとぎれると水音の山百合煙が山から人間がをる仲よく朝の山の草刈る・いたゞきのはだかとなつた・こゝからふるさとの山となる青葉山奥の田草とる一人には鶯人にあはない山のてふてふ七月廿九日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...青葉城秋はうつろふ樹々の色に名のみなりけり青葉山圖南の翼風弱く恨は永く名は高き君が城あと今いかに...
土井晩翠 「天地有情」
...青葉山に對し廣瀬川に臨む花壇川前町に鷦鷯一枝の安を得つゝある...
土井晩翠 「「晩翠放談」自序」
...第三 樹目に青葉山(やま)時鳥(ほととぎす)初鰹(はつがつお)...
永井荷風 「日和下駄」
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永井荷風 「日和下駄」
...うしろに青葉山を控えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...青葉山と碧玉を湛えたような水の間を...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...目に青葉山ほととぎす初松魚これは土佐でも住吉でも...
長谷川時雨 「初かつを」
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