...かの有名な青葉城の跡を訪ねて...
太宰治 「惜別」
...広瀬川、青葉城...
種田山頭火 「旅日記」
...青葉城秋はうつろふ樹々の色に名のみなりけり青葉山圖南の翼風弱く恨は永く名は高き君が城あと今いかに...
土井晩翠 「天地有情」
...青葉城の大手の門の前に来てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...太閤様、権現様、信玄公、謙信公と同格の家柄だというはらがあるから、この城の家相を見てからが――以前にもちょっと出たことがあるが、これが七兵衛は一種の家相見であります――全く立派な貫禄で、どこへ出してもヒケは取らねえ、奥州の青葉城、うしろに青葉山を控えて、前は広瀬川がこの通り天然の塹壕(ざんごう)をなしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本一の青葉城――といってもいいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...大阪はもっと水の都だ――この青葉城に...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなふうに自己流に青葉城の城相を見ていたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...今まで青葉城をながめていた眼の色が変ってきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...松島から青葉城下へかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...青葉城の豪勢なのに見とれた時から始まるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...青葉城の御宝蔵へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...水は仙臺へ落ちて青葉城のもとを洗つて行くのである...
長塚節 「旅の日記」
...浴槽の側で昨日女が足を洗うた水は今頃は走り走つて青葉城のめぐりをめぐつて居るかも知れぬ...
長塚節 「旅の日記」
...間もなく仙台の青葉城に移って...
本庄陸男 「石狩川」
...青葉城の曲輪(くるわ)の一部と...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...青葉城に、帝座の間をおき、瑞巖寺に王座をしつらへておいたなど、政宗のあたまには、將軍家はお人形だつた...
吉川英治 「折々の記」
...わが青葉城があるばかりでござろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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