...うんうん呻(うな)つて居(を)りました...
芥川龍之介 「藪の中」
...うんうんと呻吟(しんぎん)する声がだんだん高くなって行った...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...うんうんと二つうなずいて逃げて行ってしまうんです...
大杉栄 「日本脱出記」
...うんうん……いやねえ」「うん」「あら...
高見順 「いやな感じ」
...うんうん言いながら指を一本ずつ離そうと試みた...
壺井栄 「大根の葉」
...うんうん唸りながら...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...何十頁という宿題の紙をもって帰ってきて、夜中の十二時一時まで、うんうんいって、取り組んでいる...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...うんうん歩きました...
夏目漱石 「こころ」
...金巾(かなきん)のしゃつに越中褌(えっちゅうふんどし)で雨上りの水溜りの中でうんうん唸(うな)って……」「それを君がすました顔で写生するんだから苛(ひど)い...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...足をかかへてうんうん苦しんでゐるのです...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...私が病院でうんうん唸(うな)つて...
林芙美子 「浮雲」
...登美子は心のうちで恥づかしさうにうんうん唸つてゐる...
林芙美子 「婚期」
...うんうんと唸(うな)つて居る病人を棄(す)てて置いて隅から隅まで拭き掃除をしたところで...
正岡子規 「病牀六尺」
...うんうんと頷きながら...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...「うんうん...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...今にわかるよ……うんうん……...
夢野久作 「暗黒公使」
...お祖母(ばあ)さんはうんうんうなっています...
無署名(夢野久作) 「三つの眼鏡」
...うんうんと眼を光らし...
吉川英治 「親鸞」
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