...青物市場で新鮮な魚を買った...
...すし屋で青物を注文したら、アジやサバが出てきた...
...最近、青物が高騰しているらしい...
...魚嫌いだけど、青物系のお刺身は好き...
...青物の種類は豊富だから、毎回違う魚を選べるのが楽しい...
...そのなかに青物――茄子...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...毎朝聞きつけている青物市場に往く青物を積んだ自動車なら五時比(ごろ)であった...
田中貢太郎 「女の怪異」
...其息子が甘藷売りに往った帰りに神田の青物問屋からテリアル種(しゅ)の鼠(ねずみ)程(ほど)な可愛い牝犬(めいぬ)をもらって来てくれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...青物市場であまり廉(やす)かったからI君が買って来たその裾分(すそわ)けという事でした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...青物町の久三郎(きゅうざぶろう)親分に親殺しの疑いで縛られそうになって飛出したんだって言いましたよ」「行ってみよう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...青物町の久三郎が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「八」「へエ――」「何人來て居る」「六人ばかり、皆んな此居廻りの下つ引ですよ」「それで宜い、江戸橋と、日本橋の御高札場と、萬町(よろづちやう)と、青物町と、二丁目の河岸つ端(ぷち)へ一人づつつ張り込ませてくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...季節の青物は取るそうだからまず命には別条ない――」「それからどうした」八五郎の話のテンポの遅さにじれて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...坂本へ出(いで)ては用心し給(たま)へ千住(せんぢゆ)がへりの青物車(あをものぐるま)にお足元あぶなし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...なぜわしのぶんも米や青物をとっておかなかったかともうしますと...
久生十蘭 「海豹島」
...アナトール・フランスのかいたクランクビュという青物屋と同じ待遇を彼等は世間から受けなければならんのだ...
平林初之輔 「犠牲者」
...彼女は何時しか此のこつを覚えてその八百屋でばかり青物を買うようになった...
細井和喜蔵 「モルモット」
...さうして青物採りといふ語は東北から此地方にまで及んで居た...
柳田國男 「食料名彙」
...その往来の左右はどこかの青物市場と見えまして...
夢野久作 「白髪小僧」
...彼はきょろきょろしながら新鮮な空気を吸いに泥溝の岸に拡っている露店の青物市場へ行くのである...
横光利一 「街の底」
...そこの親戚から交換で青物を貰って来るのだ...
横光利一 「夜の靴」
...其れのみならず、現在の大連には、肴屋、大工、畳屋、瓦職、左官、下駄屋、青物屋、花屋、人力車夫、馬車屋、下男、女中、給仕等の職業が悉く支那人に占められてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...かますに這入っている青物など何かと調べていた...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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