...青物市場で新鮮な魚を買った...
...すし屋で青物を注文したら、アジやサバが出てきた...
...最近、青物が高騰しているらしい...
...魚嫌いだけど、青物系のお刺身は好き...
...青物の種類は豊富だから、毎回違う魚を選べるのが楽しい...
...青物を 積んだ 馬にも 出会はなく なつた...
岩野泡鳴 「札幌の印象」
...ほこりにまみれた缶詰と青物がほんのすこしばかり飾窓(ショーウインドー)に散らばって...
谷譲次 「踊る地平線」
...其外青物(あおもの)一切全滅した処もある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...青物市場であまり廉(やす)かったからI君が買って来たその裾分(すそわ)けという事でした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...西洋人と支那人と内地人の子供は青物市場のほとりに入乱れて遊んでゐる...
永井荷風 「海洋の旅」
...青物車に突き当ろうとしたことほど一心に...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中でも「お宅さまのはぜひ私に」などと青物仲買の商人達が先を争っていたことを思い起すと...
中島哀浪 「かき・みかん・かに」
...「八」「へエ――」「何人來て居る」「六人ばかり、皆んな此居廻りの下つ引ですよ」「それで宜い、江戸橋と、日本橋の御高札場と、萬町(よろづちやう)と、青物町と、二丁目の河岸つ端(ぷち)へ一人づつつ張り込ませてくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...坂本へ出ては用心し給へ千住がへりの青物車にお足元あぶなし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...アナトール・フランスのかいたクランクビュという青物屋と同じ待遇を彼等は世間から受けなければならんのだ...
平林初之輔 「犠牲者」
...小さな青物屋の店先で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...今でも副食用として採取せられる山の青物が多い...
柳田國男 「食料名彙」
...そのほか浅草のカフェーの菓子、握りすし、盛すし、天プラ、印形、青物なぞ、何でもカンでも正札付きで、中には支那料理の折詰なぞいう珍品もある...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その又二人の友人で又木某という他県人の青物仲買人があった...
夢野久作 「近世快人伝」
...枕頭に集まる者は湊屋の生前の親友であった魚市場と青物市場の連中ばかりで...
夢野久作 「近世快人伝」
...夕方ホテルの裏に当る青物市場(いちば)や魚市場(うをいちば)を過ぎて最も奮い市街を散歩したが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...馬の背には雑穀や青物...
吉川英治 「新書太閤記」
...青物店だの食べ物屋を見て歩いたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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