...白沙青松(はくしゃせいしょう)のところもあれば断崖(だんがい)絶壁のところもあり...
高浜虚子 「俳句への道」
...前に言った如く山岳河海、湖沼平原、断崖絶壁、白沙青松、飛瀑湧泉(ひばくゆうせん)と種々雑多の変化があります...
高浜虚子 「俳句への道」
...青松園という療養院のまえをとおった...
太宰治 「狂言の神」
...青松園には三十六人の肺結核患者がゐた...
太宰治 「道化の華」
...葉藏の兄が青松園についた...
太宰治 「道化の華」
...さながら白沙青松(はくさせいしょう)ともいいたいくらい...
近松秋江 「黒髪」
...白沙青松のごとき...
近松秋江 「黒髪」
...それに引きかえて西の空麗(うるわ)しく晴れて白砂青松に日の光鮮やかなる...
寺田寅彦 「東上記」
...白砂青松といった明るい新開の別荘地であった...
徳田秋声 「蒼白い月」
...例へば芝愛宕下(しばあたごした)なる青松寺(せいしようじ)の前を流れる下水を昔から桜川(さくらがは)と呼び又今日(こんにち)では全く埋尽(うづめつく)された神田鍛冶町(かんだかぢちやう)の下水を逢初川(あひそめがは)...
永井荷風 「水 附渡船」
...翌日(あけのひ)見れば青松...
中里介山 「大菩薩峠」
...青松蔚然として高きものあり...
長塚節 「草津行」
...高原の下青松の間...
長塚節 「草津行」
...水だ」「早く火を消せ」ガラツ八は青松葉の枝を折つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ若いころ芝の青松寺(せいしょうじ)の鐘楼(しょうろう)の竜頭(りゅうず)がこわれて鐘が落ちたことがある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...青松凝色懸崖畔...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...乱山埋骨青松緑...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...白砂青松(はくしゃせいしょう)の東海道の空にかかったとき...
吉川英治 「神州天馬侠」
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