...長い竹竿に五尺許(ばか)りの青大将のによろ/\したのを結(いは)へつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...四五匹の青大将が畳のうえを這(は)いまわる...
太宰治 「玩具」
...それは、青大将なんです...
太宰治 「母」
...床の下には大きな青大将が住んでゐるし...
辰野隆 「書狼書豚」
...例の青大将が二三匹大人しくとぐろを巻いて...
谷崎潤一郎 「少年」
...子供等がわい/\青大将を料理してゐた...
種田山頭火 「旅日記」
...蝮はまだ一度も見かけぬが、青大将、山かゞし、地もぐりの類は沢山居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼ぬしでは無いが可なり大きな他の青大将が来て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鶏小屋(とりごや)に大きな青大将が入って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...兄の顔色は青大将の熱度の変ずるたびに...
夏目漱石 「行人」
...半(なかば)は想像のごとく半は夢のごとくにこの青大将と嫂とを連想してやまなかった...
夏目漱石 「行人」
...群れをなして徘徊(はいかい)しおる」青大将はもたげた首を振り動かして...
本庄陸男 「石狩川」
...まむしにも青大将にも蟒(うわばみ)にも...
正岡容 「寄席」
...これは俗に云う青大将だ...
森鴎外 「蛇」
...それをまた狙(ねら)って青大将(あおだいしょう)という蛇(へび)がそとから入ってくるのだが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...生々しい青大将色の琉球飛白(がすり)を素肌に着て...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...……さあ、青大将、三べんお辞儀をして、とッとと何処へでも消え失せろ」なにしろ盛り場の真昼である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...私たちさっきの青大将を見た連中は唇の色を失っていました...
蘭郁二郎 「穴」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??